公開日 2023年10月01日
笠松町指定文化財(工芸品)
場所 奈良町 瑞應寺
説明
頭の上に十一面の像をいただき、多くの脇手をもつ千手観音立像です。現在、両方の脇手は失われています。
顔の表情はおだやかであり、身につけている衣の彫り方はとてもすばらしいものです。台座の裏には墨書きがあり、それによると寛文3年(1663年)京都の仏師の中沢九兵尉正勝によって造られたことが分かります。
この像も1本の木から彫って造られた一木造りで、古い時代の色ににせて仕上げています。
高さ20.0センチです。
*仏師
仏像を造る人で、奈良時代からはじまり鎌倉時代には仏所(仏師の集団)もできました。