公開日 2023年10月01日
笠松町指定文化財(工芸品)
場所 門間 慈眼寺(笠松町歴史未来館保管)
不動明王 | 毘沙門天 |
説明
門間の慈眼寺には、不動明王像と毘沙門天像の二体の円空仏がありました。いずれも、ヒノキを真ん中で割って作られています。
不動明王像は左手に縄、右手に竜の巻きつく宝剣を持ち、毘沙門天像は宝塔を持って立っています。
また、衣には渦巻き模様があり、口元には紅がらが残っています。造られた年代は円空が東北・北海道の旅から戻った延宝年間(1673年~1680年)とみられ、大きさや模様、力強さなどの面ですばらしい仏像です。現在は笠松町歴史未来館にて展示しています。
*円空
円空は1632年に生まれ、美濃、飛騨、尾張、遠くはえぞ(北海道)まで行き多くの仏像を彫りました。