道徳のまち笠松推進会議では、町民一人ひとりの皆さんが“笠松人のこころ”を大切にし、自ら育むと共に互いに育みあう具体的な取り組みについて話し合ってきました。その中で、次の三つの方針が掲げられました。

  1. 町民の主体性を大切にする。
  2. 具体的な行動を通して心を育む。
  3. 町民の心や体になじむ方法を工夫する。

 さらに、“笠松人のこころ”を育む具体的な取り組みとして、「きれいなまち」、「支え合うまち」、「あいさつのあるまち」の三つに取り組むことにしました。下図で強調されているように、町民の皆さんが自分にできることを自らの意志で少しずつ取り組んでいただくことが、たとえ小さな取り組みであっても笠松の風土・人づくりにつながると考えています。

「笠松人のこころ」を育むための取り組み図

 

ワークショップの開催

 「きれいなまち」、「支え合うまち」、「あいさつのあるまち」の三つの取り組みを具体的に進めるために、町民の方々にも加わっていただき、ワークショップを開催して、町内の現状や課題について情報交流することで、具体的な取り組み方法を考えていきます。
 道徳のまち笠松推進会議では、こうした取り組みにより、町がきれいになる、支え合い助け合う取り組みが増える、心を交わすあいさつが増えることを願っていますが、同時に“笠松人のこころ”がどのように育まれ広められたかという視点を大切にしたいと考えています。この視点を大切にすることが、“笠松人のこころ”を合言葉に終わらせないで、笠松の風土・人づくりにつなぐことになるという思いからです。

第1回ワークショップ
日時 平成21年7月26日(日曜日)午前10時から正午
会場 総合会館
テーマ “ポイ捨てゴミ ゼロのまちをめざし「笠松人のこころ」を育む
概要
  • 「きれいなまち」の視点から見た笠松町の現状についてスライドで説明
  • きれいにするための各団体や組織の取り組みの状況紹介
  • 町外の取り組みの現状紹介-岐阜市京町地区のアドプトプログラムの取り組み-
  • 意見交流
第2回ワークショップ
日時 平成21年9月27日(日曜日)午前9時30分から11時30分
会場 中央公民館
テーマ “支え合うまちをめざし、地域や人のために活動し、「笠松人のこころ」を育む”
概要
  • 「支え合うまち」の視点から見た笠松町の現状について、平成19年に笠松町が行った町民意識調査の結果をもとに説明
  • 地域や人のために「支え合う」取り組みをされている町内の組織や人の活動状況紹介
  • 町内の取り組みの現状紹介-福祉に関するボランティア活動の状況紹介-
  • 意見交流
第3回ワークショップ
日時 平成22年1月30日(土曜日)午前9時30分から11時30分
会場 松枝公民館
テーマ “「あいさつ」から、顔の見える関係を!-心の通う地域を育むには-”
概要
  • 「あいさつのあるまち」の視点からみた笠松町の現状について
  • 心のつながりを深めるあいさつリーフレットの提案
  • 永平寺町の伝統が支える中学生の「校舎への一礼」
  • 意見交流

他の組織やグループとの連携

 町には、防犯・安全、教育、文化、福祉、町づくりなどの分野で、町全体のために活動されている組織やグループがたくさんあります。こうした組織やグループに参加されている方々は、住みよい町にしようと自ら行動できることに取り組み、まわりの方々と手を携えて活動されています。こうした方々の取り組みには、「道徳のまち笠松」の精神である“笠松人のこころ”が感じられ、それを具体的な行動で姿として示しておられます。
 道徳のまち笠松推進会議では、こうした方々と積極的にかかわり連携を図ることにより、“笠松人のこころ”をより深め広めることになり、それが笠松の風土・人づくりにつながると考えています。

他の組織やグループとの連携図

 

町内会との連携

  • 7月26日 ワークショップ「ポイ捨てゴミ ゼロに向けて」を開催

 第1回ワークショップの折に、会場地区の各町内会関係者にも参加いただき、テーマである「ポイ捨てゴミ ゼロをめざして」について意見交流をしました。「ポイ捨てゴミ ゼロ」の取り組み計画を立て、各町内会で回覧(PDF形式回覧文書(148KBytes))をまわしていただき、住民の皆さんに広報しました。
わがまちの「ちょっといい話」No.15(PDF形式328KBytes)を参照)

  • 9月13日 「ポイ捨てゴミ ゼロの日」の取り組み

 当日、4ヶ所に分散して集合。総勢250名ほどになりました。この取り組みでは、堤防道路沿いのポイ捨てゴミをゼロにすることと同時に“笠松人のこころ”を育む取り組みであることを一人でも多くの方に知っていただけるよう、チラシを配布しました。各集合場所に、道徳のまち笠松推進会議の会長・副会長を中心に10名ほどの委員も参加し、住民の方々と共に堤防道路沿いのポイ捨てゴミを拾ったところ、わずか1時間ほどでトラック三台分のポイ捨てゴミおよび不法投棄物を回収できました。
わがまちの「ちょっといい話」No.16(PDF形式339KBytes)を参照)

岐阜女子大学とNPO法人「元気きそがわ」との連携

  • 8月24日 岐阜女子大学から提案

 岐阜女子大学文化創造学部の学生さんから「道徳のまち笠松」とNPO法人「元気きそがわ」の関係者に、「伝統を生かした思いやりのまちづくり」と題し、道徳心を大切にした町の活性化案を提案していただきました。この日は、案のひとつである地産品づくりについて「パカパカだんご」や「うす皮枝豆まんじゅう」の提案に絞って、参加者と大学生との間で意見交流をしました。
わがまちの「ちょっといい話」No.17(PDF形式423KBytes)を参照)

  • 10月9日 試作だんごについて意見交換

 岐阜女子大学の学生さんからの提案をもとに、笠松に受け継がれてきた菓子作りの技術を生かし、NPO法人「元気きそがわ」の会員により、3種類のだんごを試作していただきました。そのだんごを試食し、岐阜女子大学、NPO法人「元気きそがわ」、道徳のまち笠松関係者の三者で、笠松の地産品としてのだんごについて話し合いました。それをまとめて、道徳のまち笠松のつどい試食会に臨むことになりました。

  • 11月1日 “「道徳のまち笠松」のつどい”でパカパカだんご試食会

 “「道徳のまち笠松」のつどい”終了後、笠松中央公民館前でNPO法人「元気きそがわ」により試作された「パカパカだんご」を試食していただき、参加者より意見をいただきました。また、岐阜女子大学作詞・元気きそがわ作曲による「パカパカだんごの歌」と岐阜女子大学我輝部による踊りの披露を行いました。
わがまちの「ちょっといい話」No.23(PDF形式395KBytes)を参照)

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