公開日 2025年05月01日
【役場らしくない役場で働いてみませんか?】
こんにちは。笠松町長の古田聖人です。この文章を読んでいる人は、新卒の就活や転職先として「地方公務員」を選択肢に入れている方だと思います。もしかしたら偶然にたどり着いただけかもしれませんが、ご縁が繋がったことに感謝申し上げます。そこそこの長文メッセージですが、せっかくなので、最後まで目を通してください。
令和7年度の就職戦線は〝売り手市場〟と言われています。一部の業界や企業を除き、どこも人材不足に悩んでいます。とりわけ公務員は人気のない職種のようです。原因のひとつとして、民間と比べて給与が安いことが挙げられています。最近でこそ、給与改定で上昇はしていますが、「初任給30万円超え」を謳う民間企業が目立つ中ではまだまだ低いと言わざるを得ません。
仕事についても「公務員は面白みがない」という声もよく耳にします。「毎日、決まったルーティーンをこなすだけで退屈そう」「職場の雰囲気も昭和のままで堅苦しいのでは?」。そんなイメージを抱いている人も少なくないでしょう。残念ながら多くの人にとって〝憧れの職業〟にはなっていないのが現実です。
さて、ここからが本題、皆さんの誤解を解き、笠松町役場が職場としていかに魅力的かをお伝えします。たしかに大手民間企業などと比べると、給与面では見劣りするかもしれませんが、笠松町役場では、有給休暇を含めた休暇はしっかり確保されています。産休育休制度も充実しており、男性職員でも積極的に「育休休暇」を利用するケースが増えています。またハラスメント対策も強化されており、すべての職員が「のびのびと働ける環境」「最強の安心安全な職場」を目指しています。
次に仕事についてですが、まずは笠松町のまちづくりについてお話ししたいと思います。笠松町では地域の強みと資源を活かした『笠松ブランド』の構築をまちづくりの目標に掲げています。「岐阜の南の玄関口」という地勢的優位性を武器に「ヒト・モノ・カネ」を呼び込む独自の地方創生を進めています。
こうした中、職員たちは「自主性と創造性」を発揮しています。たとえば、DXでは職員自らが業務改善アプリを開発したり、民間の専門家と協働して「オンライン窓口システム」の導入を進めるなど、岐阜県内でも先駆的な取り組みを行っています。今後はAIの活用にも挑戦していくと意気込んでいます。
そしてイベントも民間の企業や団体とも積極的にコラボし、他の市町村にはないコンテンツで話題を集めています。1月に笠松競馬場で開催されるコスプレイベント『仮装の宴』は、SNSで〝万バズ〟するほどの人気ぶり。夏の笠松みなと公園で行われた『ナイトバブルフェス』は、町の人口を上回る集客になりました。さらに今年は、『ウマ娘シンデレラグレイ』のアニメ放映に合わせて〝カサマツ〟の名を全国発信すべく様々な仕掛けを考えています。
ここで紹介したのは、笠松町が手掛けている事業のほんの一端です。どこの部署も自分たちで課題を見つけ、自分たちで創意工夫をしながら住民サービスの向上と業務改善に取り組んでいます。このように笠松町役場は「役場らくない役場」です。そこで働く人たちは「ニュータイプの公務員」と言っても過言ではないでしょう。
もし、あなたが「自分の才能を引き出せる仕事がしたい」「チャレンジングな毎日を送りたい」と、願うのならぜひ笠松町役場を受験してください。あなたの能力と可能性を最大限に引き出せる場所はここです。さぁ、一緒にまちづくりを楽しみましょう。
令和7年4月吉日 笠松町長 古田聖人