令和5年度の町予算は、令和5年第1回笠松町議会定例会で可決されました。一般会計は、74億4,070万円(前年度当初比1.99パーセント増)、特別会計は、44億8,845万4千円(前年度当初比2.04パーセント増)、企業会計は、22億1,031万1千円(前年度当初比7.83パーセント増)で、総額141億3,946万5千円(前年度当初比2.87パーセント増)です。

 

会計別予算額一覧表
会計名 令和5年度予算 令和4年度予算 比較 対前年度比
一般会計 7,440,700,000円 7,295,700,000円 145,000,000円   1.99%
国民健康保険特別会計 2,123,641,000円 2,156,617,000円 -32,976,000円     -1.53%
後期高齢者医療特別会計 360,101,000円 347,325,000円 12,776,000円 3.68%
介護保険特別会計 2,004,712,000円 1,894,895,000円 109,817,000円 5.80%
水道事業会計 662,931,000円 576,041,000円 86,890,000円    15.08%
下水道事業会計 1,547,380,000円 1,473,822,000円 73,558,000円 4.99%

総額

14,139,465,000円 13,744,400,000円 395,065,000円     2.87%

 

内容

 令和5年度は、「子ども」「生活環境」「まちづくり」のポテンシャル向上にスポットを当て、新規事業の展開や拡充に積極的に取り組み、町内外問わず多くの人たちと力を合わせて、「アフターコロナ」をまい進する予算編成としました。
 安定的な行政サービスを提供し、「アフターコロナ」を見据えた、新たな発想や取り組みによる魅力あるまちづくりを推進するため、第6次総合計画に掲げる各種施策を着実に実行します。

一般会計  74億4,070万円

一般会計歳入歳出予算の構成

令和5年度予算歳入、歳出

令和5年度一般会計予算歳入一覧表
科目 予算額 構成比 説明
町税  2,780,859,000円 37.4% 町民税、固定資産税や軽自動車税など皆さんが納められる税金
国県支出金 1,453,379,000円 19.5% 特定の事業に対して国や県から支払われるお金
地方交付税   1,290,000,000円 17.3% 町の財政事情に応じて所得税、法人税、酒税など国の税金から交付されるお金
譲与税・交付金 721,046,000円 9.7% いったん国に徴収されたものが、配分されるお金
分担金及び負担金・使用料及び手数料 333,978,000円 4.5% 保育料、施設使用料、住民票発行手数料などのお金 
町債   222,400,000円 3.0% 事業をするときに国や銀行などから借りるお金
繰越金   154,000,000円 2.1% 前年度から繰り越したお金
その他  485,038,000円 6.5% 寄附金、広告掲載料などのお金
合計   7,440,700,000円 100%  

 

令和5年度一般会計予算歳出一覧表
科目 予算額 構成比 説明
民生費 2,613,769,000円 35.1% 乳幼児、高齢者、障がい者の福祉、保育に使うお金
衛生費 1,106,957,000円 14.9% 健康診断、予防接種やごみ、し尿処理などに使うお金
教育費 989,212,000円 13.3% 学校教育、社会教育などに使うお金
総務費  840,542,000円 11.3% 全般的な事務管理、公共施設巡回バスなどに使うお金
土木費 697,253,000円 9.4% 道路、河川、公園などの整備に使うお金
公債費  599,633,000円 8.1% 借入金の返済に使うお金
消防費  397,668,000円 5.3% 消防施設整備などに使うお金
その他 195,666,000円 2.6%  
合計  7,440,700,000円 100%  

 

主要事務事業

未来を担う「子ども」の支援で笑顔がUP

事業 事業の概要 予算額

北海道新ひだか町へ中学生を派遣

 笠松町と同じ「競馬のまち」として有名で、全国有数の競走馬の産地である北海道「新ひだか町」へ中学生を派遣し、住み慣れた地と全く異なった風土に接し、様々な体験学習を実施し、新たな学びや生きる力の成長を育みます。

287万円

教室照明のLED化で学習環境向上と環境負荷軽減

 各小学校、中学校の教室照明に、光の質や機能性に優れたLED照明を導入し、安定した明るい教室の維持とともに、消費電力削減によるCO2排出量などの環境負荷軽減やランニングコストを削減します。

893万円

笠松中学校トイレ改修工事

 生徒会、PTA、町内会連合会などで構成する「トイレ研究会」で検討を進めている、生徒たちの心が癒される憩いの場となるトイレの整備を令和4年度から引き続き進めます。

5,100万円

一人ひとりに寄り添う子育て支援

 これまで実施してきた切れ目ない妊産婦の心身ケアや子育てのサポートに加え、負担が重いとされる多胎妊産婦の方に、健診回数の追加や外出支援など、きめ細やかな支援を行います。

301万円

  

安心安全な「生活環境」の整備で暮らしやすさがUP

事業 事業の概要 予算額

便利で安全・快適な道路の整備

 すれ違いが困難な堤防坂路の改修、通学路付近排水路への張り出し歩道の整備、パイプライン上部利用整備の継続実施など、より便利で安全、快適な道路を整備します。

1億2,804万円

内水浸水対策

 流域治水関連法(水防法・下水道法等)の改正により、下水道による浸水対策の展開が必要となり、令和8年に予定している内水ハザードマップの公表に向け、水路の測量業務を実施します。

226万円
総合的な空き家対策

 専門家団体と相談の連携協定を結び、法律・相続・売買・リフォーム・建物管理など、空き家の困りごとの解消に役立て、町内の土地活用の活性化を図ります。また、老朽化する空き家の除却工事に対する補助を適切に実施し、特定空き家の増加を防ぎます。

495万円
ひととウマとネコが幸せに暮らせる町の実現

 町内で飼い主がいない猫が増加する中、実証実験を兼ねて、「クラウドファンディング型ふるさと納税」を活用し、増加が著しい笠松競馬場周辺の猫が安心、安全に生活できるよう、保護猫ボランティア団体、岐阜県地方競馬組合と協力して、保護猫シェルターの整備、運営をします。

350万円

 

賑わいあふれる「まちづくり」でまちの魅力がUP

事業 事業の概要 予算額

官民連携でみなと公園を活性化

 笠松みなと公園に常駐する事業者と連携し、新たな社会実験を展開していきます。既存のイベントに加え、スポーツ教室や有料BBQ運営などの自主イベント開催を求め、新たな賑わい創出を図り、令和5年度中に河川敷で常時営利活動が可能となる「都市・地域再生等利用区域」の指定を目指します。

788万円

創業支援事業

 町内経済の活性化を図るものとして、町内で新たに創業される方へ創業時に必要な広告・マーケティング・設備工事などの初期経費や店舗・事務所などを貸借する家賃を対象とした補助金を交付し、創業者の経営基盤の安定を図っていきます。

148万円

SNS・Webと連動した周遊マップで魅力PR

 若い世代をターゲットとしたSNSなどで発信力のあるインフルエンサーを起用し、町内の歴史・文化、飲食などのスポットを散策する様子の映像やマップなどを作成し、様々な媒体での発信や情報拡散により、関係人口の拡大を狙ったシティープロモーションの展開を図っていきます。

576万円
円城寺厩舎跡地活用の検討

 岐阜県地方競馬組合の円城寺厩舎を薬師寺厩舎へ集約化する施設再整備事業に併せて、笠松町と岐南町の共通課題である移転後の円城寺厩舎エリアの大規模な土地の計画的・効果的な利用を図る共同調査研究を実施し、まちづくり構想案などを策定します。

176万円

 

「アフターコロナ」に柔軟に対応するDX推進

事業 事業の概要 予算額

公共施設巡回町民バスの走行位置情報をリアルタイムで配信

 公共施設巡回町民バスの走行位置、遅延時間、車内の混雑状況などの情報が、バス停のQRコードやWebから簡単に確認できるようになり、町民バスを利用する皆さんの利便性が向上します。また、運転手がバス停ごとに乗降者数を記録していた作業も自動化し、運転手の負担を軽減します。

70万円

SMSで子育て情報を確実にお届け

 これまで個人を特定した情報伝達は郵便や電話にて行ってきましたが、配達期間の長期化や不在着信などの増加により、速やかにできなくなっています。これらの課題に対し、個人宛に即時かつ確実に情報伝達が可能なSMSサービスを導入します。

15万円

GISで道路や水路を効率的に管理

 GISを活用した道路パトロールと受付システムの導入により、道路や水路などに関する要望内容や現場状況をデジタルマップ上に登録し、保管することで情報の蓄積と共有を図り、効率的な施設管理を行います。

53万円
一般質問のネット配信で開かれた議会の実現

 住民の皆さんへ「開かれた議会」、「身近に興味・関心を持ってもらえる議会」となるよう、令和5年第2回定例会から一般質問の映像をインターネットの動画配信により公表します。

376万円

 

その他の主要事務事業

その他の主要事務事業

事業 事業の概要 予算額

地域広報推進事業

 町内会掲示板の新設及び全面改修に対して補助します。
 ・補助率 2/3 限度額 1基あたり3万円

18万円

敬老福祉事業

 長寿を祝福し、高齢者の福祉増進に寄与する敬老祝金の交付や敬老のつどいなどを開催します。

453万円

ごみの減量、資源化の推進

 指定ごみ袋購入によるごみ処理の有料化や、公共施設での「資源ごみ」の回収により、ごみの減量と資源化を推進します。

4,967万円

ごみ収集処分事業

 岐阜羽島衛生施設組合の焼却機能が停止したため、県外施設にごみ処理を委託して、滞りがないように今後も努めてまいります。引き続き、次期ごみ処理施設建設事業を関係市町と連携して推進します。

5億7,979万円

資源集団回収事業

 資源集団回収を奨励するため、回収量に応じた奨励金を交付します。
  新聞・雑誌・段ボール等 5円/kg

100万円

 

お問い合わせ

企画課

電話:058-388-1113

企画課へのお問い合わせフォームはこちら