令和4年度の町予算は、令和4年第1回笠松町議会定例会で可決されました。一般会計は、72億9,570万円(前年度当初比5.15パーセント増)、特別会計は、43億9,883万7千円(前年度当初比2.34パーセント増)、企業会計は、20億4,986万3千円(前年度当初比2.55パーセント増)で、総額137億4,440万円(前年度当初比3.85パーセント増)です。
会計名 | 令和4年度予算 | 令和3年度予算 | 比較 | 対前年度比 |
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一般会計 | 7,295,700,000円 | 6,938,200,000円 | 357,500,000円 | 5.15% |
国民健康保険特別会計 | 2,156,617,000円 | 2,123,096,000円 | 33,521,000円 | 1.58% |
後期高齢者医療特別会計 | 347,325,000円 | 320,989,000円 | 26,336,000円 | 8.20% |
介護保険特別会計 | 1,894,895,000円 | 1,854,163,000円 | 40,732,000円 | 2.20% |
水道事業会計 | 576,041,000円 | 621,933,000円 | -45,892,000円 | -7.38% |
下水道事業会計 | 1,473,822,000円 | 1,377,034,000円 | 96,788,000円 | 7.03% |
総額 |
13,744,400,000円 | 13,235,415,000円 | 508,985,000円 | 3.85% |
内容
令和4年度は、コロナ禍の荒波を乗り越えるため、「ひと」 ・ 「くらし」 ・ 「ちいき」のポテンシャル向上や価値の創造にスポットを当て、新規事業の展開や拡充に積極的に取り組む予算編成としました。
「ウィズコロナ」を見据えた安定的な行政サービスの提供や魅力あるまちづくりを推進するために、新型コロナウイルス感染症対策を継続優先するとともに、第6次総合計画に掲げる各種施策を着実に実行します。
一般会計 72億9,570万円
一般会計歳入歳出予算の構成
科目 | 予算額 | 構成比 | 説明 |
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町税 | 2,736,729,000円 | 37.5% | 町民税、固定資産税や軽自動車税など皆さんが納められる税金 |
国県支出金 | 1,470,928,000円 | 20.2% | 特定の事業に対して国や県から支払われるお金 |
地方交付税 | 1,309,000,000円 | 17.9% | 町の財政事情に応じて所得税、法人税、酒税など国の税金から交付されるお金 |
譲与税・交付金 | 662,056,000円 | 9.1% | いったん国に徴収されたものが、配分されるお金 |
分担金及び負担金・使用料及び手数料 | 384,512,000円 | 5.3% | 保育料、施設使用料、住民票発行手数料などのお金 |
町債 | 218,800,000円 | 3.0% | 事業をするときに国や銀行などから借りるお金 |
繰越金 | 150,000,000円 | 2.1% | 前年度から繰り越したお金 |
その他 | 363,675,000円 | 4.9% | 寄附金、広告掲載料などのお金 |
合計 | 7,295,700,000円 | 100% |
科目 | 予算額 | 構成比 | 説明 |
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民生費 | 2,474,366,000円 | 33.9% | 乳幼児、高齢者、障がい者の福祉、保育に使うお金 |
衛生費 | 1,098,426,000円 | 15.1% | 健康診断、予防接種やごみ、し尿処理などに使うお金 |
教育費 | 936,717,000円 | 12.8% | 学校教育、社会教育などに使うお金 |
総務費 | 842,621,000円 | 11.6% | 全般的な事務管理、公共施設巡回バスなどに使うお金 |
公債費 | 601,317,000円 | 8.2% | 借入金の返済に使うお金 |
土木費 | 540,758,000円 | 7.4% | 道路、河川、公園などの整備に使うお金 |
消防費 | 376,484,000円 | 5.2% | 消防施設整備などに使うお金 |
その他 | 425,011,000円 | 5.8% | |
合計 | 7,295,700,000円 | 100% |
継続優先事業
事業名 | 事業の概要 | 予算額 |
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新型コロナウイルスワクチン接種事業 |
羽島郡医師会などと連携し、希望するあらゆる世代の住民の皆さんに、効率的かつ早期接種を実現するための体制を整備します。 |
9,471万円 |
「ウィズコロナを見据える」行政・学校現場でのDX推進
事業名 | 事業の概要 | 予算額 |
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窓口料金にキャッシュレス決済導入 |
役場などの窓口でキャッシュレス決済を導入し、利便性の向上や感染予防対策を図ります。 |
117万円 |
保護者向け情報配信システムの活用 |
小中学校からの情報配信を、スマホアプリを活用する双方向の情報配信システムに更新します。また、放課後児童クラブの連絡網としても活用します。 |
72万円 |
主要事務事業
事業名 | 事業の概要 | 予算額 |
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かさまつ子どもまちづくり事業 |
小中学生約15人による「かさまつ子どもまちづくり委員会」を設置し、将来を担う子どもたちのまちづくりへの積極的な参画を推進し、提言を町の施策に反映させます。 |
45万円 |
官学連携青少年キャリアサポート |
在住・在学の中高生が新たなビジネスを創造する「起業」を疑似体験し、未来の起業家の輩出や育成を目指すとともに、将来の起業による事業の創出で新たなまちの活性化に繋げます。 |
88万円 |
笠松中学校トイレ改修工事 |
生徒会、PTA、町内会連合会などで構成する「トイレ研究会」で検討を進め、生徒たちの意見を取り入れたトイレを実現します。 |
6,231万円 |
保育所(園)紙おむつ処理事業補助 |
保護者が持ち帰っていた使用済み紙おむつを施設で一括処分する費用等を補助し、子育て世代の負担軽減を図ります。 |
122万円 |
事業名 | 事業の概要 | 予算額 |
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町民主体の環境団体支援 |
良好な自然環境と生物多様性の保全により持続可能な社会の実現に繋がる活動を担う団体に対して支援を実施します。 |
53万円 |
事業名 | 事業の概要 | 予算額 |
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街頭防犯カメラ設置補助 |
地域の安全の強化を図るため、町内会の防犯カメラ設置に対する補助をします。 |
60万円 |
防災行政無線操作卓設備 更新・同報系無線連携 |
老朽化する防災行政無線操作卓を更新するとともに、Jアラート・携帯キャリアメール・SNSなどと連携させ、防災情報の伝達機能を強化します。 |
7,427万円 |
空家等対策相談業務委託 |
専門家団体と相談の連携協定により、法律・相続など皆さんの空き家の困りごとを解消し、町内の土地活用の活性化を図ります。 |
47万円 |
その他の主要事務事業
事業名 | 事業の概要 | 予算額 |
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地域公共交通の確保 |
交通空白地と買い物・通院難民の解消を目指した「デマンドタクシー」の実証実験の継続と「公共施設巡回町民バス」の運行の併用により、地域の皆さんの公共交通の確保を図ります。 |
3,599万円 |
地域広報推進事業 |
町内会掲示板の新設及び全面改修に対して補助します。 |
18万円 |
新こども館の運営 |
誰もが楽しく安全に利用できる遊びと学びの場として、3月に新築移転オープンした新こども館を運営します。 |
928万円 |
敬老福祉事業 |
長寿を祝福し、高齢者の福祉増進に寄与する敬老祝金の交付や敬老のつどいなどを開催します。 |
411万円 |
ごみの減量、資源化の推進 |
令和3年度に開始したごみ処理の有料化や、公共施設での「資源ごみ」「緑ごみ」の回収により、ごみの減量と資源化を推進します。 |
4,348万円 |
ごみ収集処分事業 |
岐阜羽島衛生施設組合の焼却機能が停止したため、県外施設にごみ処理を委託して、滞りがないように今後も努めてまいります。引き続き次期ごみ処理施設建設事業を関係市町と連携して推進します。 |
5億7,258万円 |
資源集団回収事業 |
資源集団回収を奨励するため、回収量に応じた奨励金を交付します。 |
200万円 |
ゲリラ豪雨への対策 |
近年増加しているゲリラ豪雨などの水害に備えるため、適切に排水環境を維持すると共に、下羽栗雨水幹線の計画的な整備推進を図るため、関係機関と協議を実施します。 |
205万円 |
羽島用水パイプライン上部利用 |
歩車道分離による安全で快適な道路網の整備を推進するため、羽島用水パイプライン上部利用整備を継続して実施します。 |
2,926万円 |