公開日 2020年03月27日
令和2年度の町予算は、令和2年第1回笠松町議会定例会で可決されました。一般会計は、67億870万円(前年度当初比0.03パーセント増)、特別・企業会計は、67億8,694万1千円(前年度当初比2.22パーセント増)で、総額134億9,564万1千円(前年度当初比1.11パーセント増)です。
会計名 | 令和2年度予算 | 令和元年度予算 | 比較 | 対前年度比 |
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一般会計 | 6,708,700,000円 | 6,707,000,000円 | 1,700,000円 | 0.03% |
国民健康保険特別会計 | 2,201,345,000円 | 2,338,766,000円 | -137,421,000円 | -5.88% |
後期高齢者医療特別会計 | 319,886,000円 | 286,382,000円 | 33,504,000円 |
11.70% |
介護保険特別会計 | 1,996,757,000円 | 1,932,831,000円 |
63,926,000円 |
3.31% |
水道事業会計 | 855,834,000円 | 659,561,000円 | 196,273,000円 | 29.76% |
下水道事業会計 | 1,413,119,000円 | 1,422,317,000円 | -9,198,000円 | -0.65% |
総額 |
13,495,641,000円 | 13,346,857,000円 | 148,784,000円 | 1.11% |
内容
令和2年度は、「自分たちの資源や強みを生かす」と「民間との協働」を2本柱に、「豊かさと安らぎのある町」のビジョンを実現するため、積極的な予算を編成しました。
税収が伸び悩む中での厳しい財政状況ですが、「実行の年」と位置づけ、やるべきことはしっかりやる、変えるべきところは果断をもって変えるという決意で臨みました。
特に、子育て支援と防災対策、公共施設の利便性向上などに力を入れ、産学官の連携にも布石を打つとともに、行財政の”体質改善”を目的にスリム化への取り組みもスタートさせます。
一般会計 67億870万円
一般会計歳入歳出予算の構成
科目 | 予算額 | 構成比 | 説明 |
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町税 | 2,728,085,000円 |
40.7% |
町民税、固定資産税や軽自動車税など皆さんが納められる税金 |
国県支出金 | 1,296,220,000円 | 19.3% | 特定の事業に対して国や県から出るお金 |
地方交付税 | 1,075,000,000円 |
16.0% |
町の財政事情に応じて所得税、法人税、酒税など国の税金から交付されるお金 |
譲与税・交付金 | 617,168,000円 | 9.2% | いったん国に徴収されたものが、配分されるお金 |
分担金及び負担金・使用料及び手数料 | 301,302,000円 | 4.5% | 保育料、施設使用料、住民票発行手数料などのお金 |
町債 | 254,000,000円 | 3.8% | 事業をするときに国や銀行などから借りるお金 |
繰越金 | 200,000,000円 | 3.0% | 前年度から繰り越したお金 |
その他 | 236,925,000円 | 3.5% | 寄附金、広告掲載料などのお金 |
合計 | 6,708,700,000円 | 100% |
科目 | 予算額 | 構成比 | 説明 |
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民生費 | 2,505,975,000円 | 37.3% | 乳幼児、高齢者、障がい者の福祉、保育に使うお金 |
衛生費 | 974,348,000円 | 14.5% | 健康診断、予防接種やごみ、し尿処理などに使うお金 |
教育費 | 871,398,000円 | 13.0% | 学校教育、社会教育などに使うお金 |
総務費 | 750,144,000円 | 11.2% | 全般的な事務管理、公共施設巡回バスなどに使うお金 |
公債費 | 538,626,000円 | 8.0% | 借入金の返済に使うお金 |
土木費 | 507,800,000円 | 7.6% | 道路、河川、公園などの整備に使うお金 |
消防費 | 380,202,000円 | 5.7% | 消防施設整備などに使うお金 |
その他 |
180,207,000円 |
2.7% | |
合計 | 6,708,700,000円 | 100% |
事業の概要 | 予算額 | |
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新こども館調査設計事業 |
老朽化している子育て支援拠点施設「こども館」の改築に向けて、子育て世代の方々などから意見やアイデアを募る機会を設け、より子育て支援が充実していくよう検討します。 |
317万円 |
産後健診・ケア事業 |
産後のうつ予防や乳児への虐待防止のため病院と連携し、産後健診や産後の心身ケア、育児サポートを実施します。 |
229万円 |
療育相談事業 |
児童の発達不安に対応するため、臨床心理士による療育相談を実施します。 |
18万円 |
乳幼児・児童・生徒医療費助成事業 |
中学校3年生までの医療費助成など、子育て世代がいつでも安心して医療が受けられるよう福祉の増進を図ります。 |
9,398万円 |
放課後児童クラブ運営事業 |
保護者が就労などにより学校から帰っても家庭にいない児童に対し、家庭に代わる生活の場として、放課後児童クラブを開設します。 |
1,292万円 |
松枝小学校屋内運動場(体育館)空調機設置事業 |
夏季の学校活動における熱中症対策及び災害時における避難所環境の向上を図るため空調機を設置します。 |
490万円 |
事業の概要 | 予算額 | |
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笠松中央公民館施設改修事業 |
施設利用環境の向上を図るため、笠松中央公民館1階の男子・女子トイレを全て洋式化します。 |
431万円 |
公共施設フリーWi-Fi環境整備 |
住民利用者の多い公共施設3施設にフリーWi-Fiを先行設置します。 ・役場、笠松中央公民館、福祉健康センター |
331万円 |
事業の概要 | 予算額 | |
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自主防災組織育成事業 |
各自主防災会が整備する防災資機材に対して補助します。毎年申請いただくことが可能となりました。 |
109万円 |
防犯対策事業 |
公共施設への防犯カメラ設置及び青色回転灯自主防犯パトロールによる防犯対策を実施します。 |
140万円 |
地籍調査事業 |
大規模な災害発生時に迅速な復旧ができるよう、土地の境界を明確にする地籍調査事業を、これまでの地区に加え、新たな地区に着手し、実施します。 |
1,137万円 |
排水路改良事業 |
ゲリラ豪雨などの水害対策として、平成24年度より進めている笠松町流域関連公共下水道雨水計画を継続させ、令和元年度完成した雨水貯留施設の周辺整備を進めます。 |
2,700万円 |
事業の概要 | 予算額 | |
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学官連携事業 |
包括連携協定を締結している岐阜大学・岐阜聖徳学園大学や岐阜工業高等学校との学官連携による事業を実施します。 |
60万円 |
県内プロスポーツ支援 |
県内プロスポーツチームへの支援。選手の地域貢献をまちづくりに活かすとともに、地域のスポーツ文化の醸成を図る。 |
90万円 |
地域活性化等促進事業補助金 |
商工会青年部が中心となり笠松みなと公園で開催される「かさマルシェ」は、多くの若者や子育てファミリーなど年々来訪者が増加。運営に必要な設備に要する費用を助成します。 |
40万円 |
事業の概要 | 予算額 | |
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事務事業を見直し、歳出の抑制に取り組む |
・公共施設の清掃の見直し |
-1,600万円 ※前年度当初予算との比較 |
事業の概要 | 予算額 | |
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町内会助成事業 (春まつり補助) |
笠松春まつりへの神輿参加町内への補助内容の拡充 (宵まつり)中神輿、幼児用神輿の追加及び限度額引上 |
475万円 |
LINEやSNSの公式アカウント開設 |
若い世代に普及しているLINEやTwitter、Instagramを活用して幅広い層へ向けた情報発信をします。 |
ー |
地域広報推進事業 |
町内会掲示板の新設及び全面改修に対して補助します。 |
15万円 |
敬老福祉事業 | 長寿を祝福し、高齢者の福祉増進に寄与する敬老祝金の交付や敬老のつどいなどを開催します。 | 443万円 |
全国健康福祉祭ぎふ大会開催事業 | 11月1日(日)・2日(月)米野の多目的運動場周辺において、ねんりんピック岐阜2020の笠松会場としてゲートボール交流大会が開催されます。 | 652万円 |
運動場トイレ設置事業 | 米野の多目的運動場をはじめ周辺グラウンドの利用環境の向上を図るため、ねんりんピック岐阜2020の開催に合わせ、水洗トイレを設置します。 | 2,000万円 |
ごみ収集処分事業 | 岐阜羽島衛生施設組合の焼却機能が停止したため、県外施設にごみ処理を委託して、滞りがないように今後も努めてまいります。引き続き次期ごみ処理施設建設事業を関係市町と連携して推進します。 | 5億8,738万円 |
資源集団回収事業 | 資源集団回収を奨励するため、回収量に応じた奨励金を交付します。 | 200万円 |
道路新設改良事業 | パイプラインの上部利用を継続実施していくため、長池地内から北及地内(市街化区域まで)の修正設計を実施します。 | 861万円 |
高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施 | 高齢者の健康づくりのため、国民健康保険・介護保険・後期高齢者医療保険で連携し、一体的に保健事業や介護予防事業を進めるための体制を整備します。 | ー |
人間ドック受診者助成金 (国民健康保険特別会計) |
国民健康保険加入者(40歳以上)に対し、人間ドックの受診費用の助成を実施します。 | 105万円 |
地域支援事業 (介護保険特別会計) |
介護予防リーダーの養成や活動支援、介護予防の普及啓発など介護予防活動の促進に努めます。 | 8,546万円 |