古田聖人町長

 

 

 新型コロナウイルスは、5月8日から感染法上の分類が季節性インフルエンザと同じ5類へと移行しました。これに伴い感染対策は基本的に個人に委ねられる事になります。

 

 3年以上にも及ぶコロナ禍はひとつの区切りを迎えましたが、コロナは完全に終息したわけではありません。引き続き感染対策の継続をお願いします。

 

 一方でコロナ禍は、この国が抱える課題をいくつも浮き彫りにしてきました。たとえばデジタル化の遅れ、政府と自治体との連携不足、ネットを中心にあふれた誹謗中傷や風説の流布など、いずれも国の骨幹に関わる重要な問題です。

 

 しかし、その多くは解決に至っていません。10年後、私たちの暮らしがどうなるかは、いかにこれらの問題に取り組み、新しい時代の流れに柔軟に適応できるかで決まると言っても過言ではありません。本当の正念場は始まったばかりです。

 

 笠松町では、持続可能な地域社会の実現に向けて、絶え間なく創造と変革を進めていきます。この町がいつまでも光り輝くためにも、町民はじめ笠松町に関係する人たちの一層のご協力とご理解をお願い申し上げます。 

 

                                       笠松町長 古田 聖人