公開日 2018年03月26日
平成30年度の町予算は、平成30年3月に開催された第1回笠松町議会定例会で可決されました。一般会計は、64億1,700万円(前年度当初比4.3パーセント減)、特別・企業会計は、57億7,317万7千円(前年度当初比13.58パーセント減)で、総額121億9,017万7千円(前年度当初比8.93パーセント減)です。
会計名 | 平成30年度予算 | 平成29年度予算 | 比較 | 対前年度比 |
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一般会計 | 6,417,000,000円 | 6,705,500,000円 | ‐288,500,000円 | ‐4.30% |
国民健康保険特別会計 | 2,505,903,000円 | 3,182,307,000円 | 676,404,000円 | ‐21.26% |
後期高齢者医療特別会計 | 274,246,000円 | 258,684,000円 | 15,562,000円 |
6.02% |
介護保険特別会計 | 1,865,716,000円 | 1,817,191,000円 |
48,525,000円 |
2.67% |
下水道事業特別会計 | 796,716,000円 | 1,044,225,000円 | ‐247,509,000円 | ‐23.70% |
水道事業会計 | 330,596,000円 | 378,056,000円 | ‐47,460,000円 | ‐12.55% |
総額 | 12,190,177,000円 | 13,385,963,000円 | ‐1,195,786,000円 | ‐8.93% |
内容
政府が公表した経済報告では、「景気は穏やかに回復している」としておりますが、町税の早急な増収は期待できない状況であります。また、継続して行っている排水路改良事業や可燃ごみの積替え施設の維持管理費及び運搬処理に伴うごみ処分費の増加、扶助費などの恒常的に増加を続けている義務的経費などにより、依然として厳しい財政運営が続いていくものと考えられます。
これらのことを踏まえ、最大限の危機感を持った上で、住民視点を大切にし、且つ限られた財源を効率的・効果的に施策を実施し、とりわけ、第5次総合計画及びまち・ひと・しごと創生総合戦略の将来像達成に向けて最優先すべき事業として「町民の生命と財産を守る強いまちづくり」「心身ともに健全で人間味豊かに成長できるまちづくり」「快適で機能的な生活環境を創出するまちづくり」の3つを重点項目に揚げた予算編成としました。
一般会計 64億1,700万円
一般会計歳入歳出予算の構成
科目 | 予算額 | 構成比 | 説明 |
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町税 | 2,670,272,000円 |
41.6% |
町民税、固定資産税や軽自動車税など皆さんが納められる税金 |
国県支出金 | 1,155,813,000円 | 18.0% | 特定の事業に対して国や県から出るお金 |
地方交付税 | 1,043,500,000円 |
16.3% |
町の財政事情に応じて所得税、法人税、酒税など国の税金から交付されるお金 |
譲与税・交付金 | 514,857,000円 | 8.0% | いったん国に徴収されたものが、配分されるお金 |
町債 | 351,800,000円 | 5.5% | 事業をするときに国や銀行などから借りるお金 |
分担金及び負担金・使用料及び手数料 |
176,232,000円 | 2.8% | 保育料、施設使用料、住民票発行手数料などのお金 |
繰越金 | 150,000,000円 | 2.3% | 前年度から繰り越したお金 |
その他 | 354,526,000円 | 5.5% | 寄附金、広告掲載料などのお金 |
合計 | 6,417,000,000円 | 100% |
科目 | 予算額 | 構成比 | 説明 |
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民生費 | 2,473,588,000円 | 38.5% | 乳幼児、高齢者、障がい者の福祉、保育に使うお金 |
衛生費 | 859,682,000円 | 13.4% | 健康診断、予防接種やごみ、し尿処理などに使うお金 |
総務費 | 715,507,000円 | 11.2% | 全般的な事務管理、公共施設巡回バスなどに使うお金 |
教育費 | 637,734,000円 | 9.9% | 学校教育、社会教育などに使うお金 |
土木費 | 602,175,000円 | 9.4% | 道路、河川、公園などの整備に使うお金 |
公債費 | 552,136,000円 | 8.6% | 借入金の返済に使うお金 |
消防費 | 377,305,000円 | 5.9% | 消防施設整備などに使うお金 |
その他 |
198,873,000円 |
3.1% | |
合計 | 6,417,000,000円 | 100% |
事業の概要 | 予算額 | |
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防災行政無線管理事業 |
災害時や有事発生の際に有力な情報伝達手段となる全国瞬時警報システム(Jアラート)の機能拡張に伴い、増加する情報処理量に対応した新型機器へ更新します。 |
1,054万円 |
地籍調査事業 |
大規模な災害発生時に迅速な復旧ができるよう、土地の境界を明確にする地籍調査事業を平成27年度から継続で実施します。 |
185万円 |
排水路改良事業 |
ゲリラ豪雨などの水害対策として、平成24年度より進めている町流域関連公共下水道雨水計画を継続させ、雨水貯留施設の整備を進めます。 |
653万円 |
防災備蓄管理事業 |
笠松町地域防災計画に基づき、避難所生活時に必要な備蓄品のアルファ米や飲料水などを更新します。 |
360万円 |
自主防災組織育成事業 |
各地域の自主防災会が資機材を整備する事業に対し、財政支援を行います。また、地域防災リーダーを育成するため防災士の資格取得に対し助成を行います。 |
101万円 |
地域生活安全推進事業 |
防犯対策の強化として、青色回転灯装備車を活用したパトロールを実施し、安全で安心して暮らせるまちを築いていきます。 |
5万円 |
耐震診断・改修助成事業 |
有事に備え、高齢者や障がい者など自力避難が困難である方を対象に耐震シェルターの助成を行います。また、引き続き木造住宅の耐震診断・改修工事の助成を行います。 |
269万円 |
事業の概要 | 予算額 | |
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子育て支援運営事業 |
子育て親子の交流を促進する地域子育て支援の拠点施設である児童館を「こども館」とし、よりきめ細やかな子育てサービスを提供します。 |
652万円 |
乳幼児・児童・生徒医療費助成事業 |
中学校3年生までの医療費助成など、子育て世代がいつでも安心して医療が受けられるよう環境を整備します。 |
1億321万円 |
青少年海外派遣事業(グアム) |
姉妹校提携したイナラハンミドルスクール生徒との異文化交流やマリンスポーツなどの自然体験により、国際性豊かで広い視野をもった人材の育成を図ります。 |
577万円 |
特色ある教育活動促進事業 |
外国語教師助手委託を小中学校から保育所まで実施し、幼児からの英語教育の充実を図ります。 |
1,315万円 |
教育委員会運営事業(中学校部活動社会人指導者) |
指導力の高い社会人指導者を中学校の部活動に配置し、総合的な競技力を高めるとともに安定した部活動運営及び指導体制を図ります。 |
144万円 |
道徳教育推進事業 | 心温かく活力のあるまちを目指したさまざまな取組みにより、地域全体に「道徳のまち笠松」が浸透するよう道徳教育を進めます。 | 376万円 |
歴史未来館展示活動推進事業 |
開館から3周年を迎えるため、展示スペースを改装し、より町の情報を発信できるよう整備します。また、開館3周年記念講演会を実施します。 |
146万円 |
事業の概要 | 予算額 | |
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サイクリングロード整備事業 |
中継拠点から河川環境楽園までを整備することで、スタート地点のみなと公園からゴール地点の河川環境楽園までの接続が完了し、木曽川の魅力を発信できるよう地域づくりを進めます。 |
6,655万円 |
地方創生推進事業 |
社会実験で好評であったレンタサイクルを継続して実施し、活気あるまちづくりを推進します。 |
158万円 |
運動公園改修事業 |
利用者が快適に活用できる公園を目指すため利用者が要望する「トイレ施設」の増加を実施し、より一層の公園整備を図ります。 |
378万円 |
創業支援事業 |
女性向け創業者相談会と創業塾のセミナーを開催し地域の活性化を図ります。また、空き店舗を活用する創業者に対して家賃助成を行うなど、働く場を創出し、町の発展に繋がる地域づくりを進めます。 |
99万円 |
障がい者就労支援事業 |
一般企業へ就職を希望する障がい者に対し、現在の障がい福祉サービスに加え、引き続き一般就労に向けた就労訓練を支援し、雇用創出の体制を整備します。 |
1,882万円 |
ごみ収集処分事業 |
岐阜羽島衛生施設組合の焼却機能が停止したことにより、県外施設にごみ処理を委託し、滞りがないように努めていきます。また、今年度も引き続き次期ごみ処理施設建設事業を関係市町と連携して推進します。 |
5億4,618万円 |
公共施設巡回町民バス運行事業 |
日常生活に欠かせない公共交通の確保のため公共施設巡回町民バスを運行し、住民福祉の向上と地域の活性化に向けた地域づくりを図ります。 |
1,934万円 |
事業の概要 | 予算額 | |
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国際交流促進助成事業 |
国際性豊かで広い視野をもった人材の育成をするため、自身の英語能力と的確な目標を把握できる英語検定の費用を補助します。 対象:中学生から小・中学生に拡充 4級~1級の検定料:補助率1/2 |
29万円 |
かさまつ応援事業 |
パートナー事業者と連携して取り組むふるさと納税お礼品「ふるさとかさまつ宅配便」を更に充実し、全国に向けた魅力発信を図ります。 |
1,006万円 |
地域広報推進事業 |
町内会掲示板に対して補助します。 新設及び全面改修:補助率2/3 限度額30,000円 |
27万円 |
敬老福祉事業 |
長寿を祝福し、高齢者の福祉増進に寄与する敬老祝金の交付や敬老のつどいなどを開催します。 |
512万円 |
放課後児童クラブ運営事業 |
保護者が就労などにより学校から帰っても家庭にいない児童に対し、家庭に代わる生活の場として、放課後児童クラブを開設します。 |
3,634万円 |
里地生態系保全支援事業 |
県の「清流の国ぎふ森林・環境税」を活用して、水田や用排水路におけるスクリミンゴガイ(通称:ジャンボタニシ)の駆除を行い、農地などの生態系保全に努めます。 |
176万円 |
消費者行政推進 事業 |
特殊詐欺や悪徳商法などの消費者被害対策として、引き続き専門相談員による相談窓口を設け、安全安心に暮らせるまちづくりを目指します。 |
19万円 |
人間ドック受診者助成金 |
国民健康保険加入者(40歳以上)に対し、人間ドックの受診費用の助成を引き続き実施します。 |
105万円 |
一般介護予防事業 |
認知症対策として、認知症予防教室を開催します。また、体力の衰えの対策として、「介護予防体操」を作成し体力強化の促進に努めます。 |
468万円 |