公開日 2016年04月01日
平成28年度の町予算は、平成28年3月に開催された第1回笠松町議会定例会で可決されました。一般会計は、71億8260万円(前年度当初比6.15パーセント増)、特別・企業会計は、67億784万8千円(前年度当初比2.62パーセント増)で、総額138億9,044万8千円(前年度当初比4.42パーセント増)です。
会計名 | 平成28年度予算 | 平成27年度予算 | 比較 | 対前年度比 |
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一般会計 | 7,182,600,000円 | 6,766,200,000円 | 416,400,000円 | 6.15% |
国民健康保険特別会計 | 3,174,071,000円 | 3,203,667,000円 | -29,596,000円 | -0.92% |
後期高齢者医療特別会計 | 249,816,000円 | 233,334,000円 | 16,482,000円 | 7.06% |
介護保険特別会計 | 1,808,542,000円 | 1,725,773,000円 |
82,769,000円 |
4.80% |
下水道事業特別会計 | 1,071,163,000円 | 958,795,000円 | 112,368,000円 | 11.72% |
水道事業会計 | 404,256,000円 | 415,303,000円 | -11,047,000円 | -2.66% |
総額 | 13,890,448,000円 | 13,303,072,000円 | 587,376,000円 | 4.42% |
内容
地方経済の回復には時間がかかるものと予測され、早急な税収の増加が見込めず臨時財政対策債の発行に頼らざるを得ない状況であります。また、歳出面においては、介護、障がい、子育て支援などの扶助費の増加により、町財政を取り巻く環境は厳しい状況が継続すると想定されるなか、限られた財源の中で効率的、効果的な活用に努め、とりわけ、第5次総合計画及びまち・ひと・しごと創生総合戦略の将来像達成に向けて最優先すべき事業として「町民の生命と財産を守る強いまちづくり」「心身ともに健全で人間味豊かに成長できるまちづくり」「快適で機能的な生活環境を創出するまちづくり」の3つを重点項目に掲げた予算編成としました。
一般会計 71億8,260万円
一般会計歳入歳出予算の構成
科目 | 予算額 | 構成比 | 説明 |
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町税 | 2,691,618,000円 | 37.5% | 町民税、固定資産税や軽自動車税など皆さんが納められる税金 |
国県支出金 | 1,373,768,000円 | 19.1% | 特定の事業に対して国や県から出るお金 |
地方交付税 | 1,255,700,000円 |
17.5% |
町の財政事情に応じて所得税、法人税、酒税など国の税金から交付されるお金 |
譲与税及び交付金 | 540,223,000円 | 7.5% | いったん国に徴収されたものが、配分されるお金 |
町債 | 514,017,000円 | 7.2% | 事業をするときに国や銀行などから借りるお金 |
繰越金 | 250,000,000円 | 3.5% | 前年度から繰り越したお金 |
分担金・負担金、使用・手数料 | 174,955,000円 | 2.4% | 保育料、施設使用料、住民票発行手数料などのお金 |
その他 | 382,319,000円 | 5.3% | 寄附金、広告掲載料などのお金 |
合計 | 7,182,600,000円 | 100% |
科目 | 予算額 | 構成比 | 説明 |
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民生費 | 2,497,705,000円 | 34.8% | 乳幼児、高齢者、障がい者の福祉、保育に使うお金 |
土木費 | 1,008,806,000円 | 14.1% | 道路、河川、公園などの整備に使うお金 |
衛生費 | 935,302,000円 | 13.0% | 健康診断、予防接種やごみ、し尿処理などに使うお金 |
総務費 | 914,890,000円 | 12.7% | 全般的な事務管理、公共施設巡回バスなどに使うお金 |
教育費 | 742,550,000円 | 10.3% | 学校教育、社会教育などに使うお金 |
公債費 | 508,398,000円 | 7.1% | 借入金の返済に使うお金 |
消防費 | 358,379,000円 | 5.0% | 消防施設整備などに使うお金 |
その他 |
216,570,000円 |
3.0% | |
合計 | 7,182,600,000円 | 100% |
事業の概要 | 予算額 | |
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防災備品管理事業 |
笠松町地域防災計画に基づき、避難所生活に配慮し、簡易エアマットを整備します。また、備蓄品のアルファ米や飲料水などを更新します。 |
570万円 |
自主防災組織育成事業 |
各地域の自主防災会が防災資機材を整備する事業に対し、財政支援を行い地域の防災力向上を図ります。また、子育て家庭向け防災講話を実施し、自助、共助による防災体制を目指します。 |
112万円 |
県防災情報機器等管理事業 |
大規模災害に備え、通信回線の安定化かつ高速大容量化を進めるため、県が防災情報通信システムを更新したことに伴い、町のシステムも併せて更新整備します。 |
1,167万円 |
防災行政無線(同報系)管理事業 |
災害時に有力な情報伝達手段となる防災行政無線屋外子局のデジタル化への更新及び増設を平成27年度から継続で実施します。 屋外子局(11基⇒33基) |
1億5,393万円 |
地籍調査事業 |
大規模な災害発生時に迅速な復旧ができるよう、土地の境界を明確にする地籍調査事業を平成27年度から継続で実施します。 |
1,718万円 |
排水路改良事業 |
ゲリラ豪雨などの水害対策として、平成24年度より進めている町流域関連公共下水道雨水計画を継続させ、雨水貯留施設の整備を進めます。 |
1億2,818万円 |
木造住宅耐震診断・木造住宅耐震改修助成・建築物耐震診断助成事業 |
昭和56年5月以前に着工・建築された木造住宅の耐震診断及び改修補強工事の費用の一部助成や、その他建築物の耐震診断に係る費用の助成を行い、一般住宅などの耐震化を進めます。 |
280万円 |
事業の概要 | 予算額 | |
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各小学校・中学校ICT環境整備 |
文科省が示したICT環境整備目標水準に向け3年計画で整備を進め、現代の情報社会に強い児童生徒を育てられる教育環境の整備を推進します。 ※平成28年度は電子黒板・タブレット型ノートパソコン等を全教室に配備します。 |
1,215万円 |
道徳教育推進事業 |
心温かく活力のあるまちを目指したさまざまな取組みにより、地域全体に「道徳のまち笠松」が浸透するよう道徳教育を進めます。 |
371万円 |
青少年海外派遣事業(グアム) |
姉妹提携したイナラハンミドルスクール生徒との異文化交流やマリンスポーツなどの自然体験により、国際性豊かで広い視野をもった人材の育成を図ります。 |
608万円 |
国際交流促進助成事業 |
国際性豊かで広い視野をもった人材の育成をするため、自身の英語能力と的確な目標を把握できる英語検定の費用を半額補助します。 |
49万円 |
子育て短期支援事業 |
家庭の実情に応じて実施する子育て短期支援事業を平成29年度から実施できるよう委託予定の事業所へ開設準備経費を補助します。 |
400万円 |
乳幼児・児童・生徒医療費助成事業 |
中学校3年生までの医療費助成など、子育て世代がいつでも安心して医療が受けれるよう環境を整備します。 |
1億317万円 |
給食センター建設事業 | 昭和47年に建築した給食センターの老朽化に対応するため、平成27年度から平成29年度にかけて円城寺地内に新たな給食センターを建設し、安全・安心で美味しい給食を提供できるよう努めます。 | 8,554万円 |
歴史未来館管理運営事業 |
過去から近未来までの資料展示を行い、子どもたちから大人の方々に町の魅力を伝え、発信する場所として、また多くの人々が集まるサロンとして活用できる多機能な施設として運営を努めます。 ※開館1周年記念行事 |
1,301万円 |
事業の概要 | 予算額 | |
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サイクリングロード整備事業 |
みなと公園を起点に平成23年度より整備を進めているサイクリングロードを、平成28年度は中継拠点となる蘇岸築堤記念碑公園の改修や、その周辺の整備、交差点改良などを実施し、サイクリングロードを利用する人びとの憩いの場となるよう整備します。 |
8,631万円 |
運動公園改修事業 |
施設が老朽化した運動公園を、町内外より多くの人が集い、健康増進に繋がるスポーツやレクリエーションの利活用の場となる「都市公園」として、順次改修を進めます。平成28年度は幼児対象の複合遊具の整備をします。 |
3,697万円 |
羽島用水パイプライン上部利用事業 |
快適な住環境整備のため、平成28年度は東幹線の歩道設置及び車道の改良を進め、交通安全対策の強化を図ります。 |
1,706万円 |
可燃ごみ処分事業 |
岐阜羽島衛生施設組合の焼却機能が停止する平成28年度以降、県外施設にごみ処理を委託し滞りがないように努めるとともに、引き続き次期ごみ処理施設建設事業を関係市町と連携して推進します。 |
3億7,125万円 |
定住促進事業 |
住宅取得の促進と定住人口の増加を図るため、平成29年1月1日までに住宅を取得し入居される方に対し、新築住宅に課税される固定資産税相当額を3年間もしくは5年間定住促進助成金として交付します。 |
1,950万円 |
産業振興支援事業 |
町内企業の立地促進と商工業者の経営支援、産業振興を図るため、平成29年1月1日までに1千万円以上の固定資産を取得し、1年以内に操業を開始した法人または個人に対し、固定資産に課税される相当額を3年間産業振興助成金として交付します。 |
1,600万円 |
救急告示病院運営費補助事業 |
誰もがいつでも安心して医療が受けられるように、救急告示病院に対する運営補助を行い、救急医療体制の確保を図ります。 |
8,381万円 |
事業の概要 | 予算額 | |
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空家等適正管理事業 |
適正に管理されていない空家などに対し、助言・指導等を行い、適切な生活環境の保全と防犯のまちづくりを進めます。 |
459万円 |
かさまつ応援事業 |
かさまつ応援寄附金(ふるさと納税)をしていただいた方に、感謝の気持ちを込めて「ふるさとかさまつ宅配便」からお礼の品をお届けします。笠松町民の方も笠松町へ寄附できます。 |
2,504万円 |
地域広報推進事業 |
町内会掲示板に対して補助します。 新設及び全面改修:補助率2/3 限度額30,000円 |
33万円 |
放課後児童クラブ運営事業 |
保護者が就労などにより学校から帰っても家庭にいない児童に対し、家庭に代わる生活の場として、放課後児童クラブを開設します。 【平日】放課後から午後7時まで (小学校3年生まで) 【土曜日・夏秋冬春休み】午前7時30分から午後7時まで (小学校6年生まで) |
3,682万円 |
臨時福祉給付金 事業 |
消費税率の引上げによる低所得者の方の負担の軽減を図るため、臨時福祉給付金を支給します。 【支給対象】生活保護受給者以外の住民税非課税者 【給付額】1人3,000円 |
1,735万円 |
年金生活者等支援臨時福祉給付金事業 |
賃金引上げの恩恵が及びにくい低所得の障害・遺族基礎年金受給者への支援を行うため、年金生活者等支援臨時福祉給付金を支給します。 【支給対象】障がい(又は遺族)基礎年金受給者で、 低所得の高齢者向けの給付金対象者でない者 【給付額】1人30,000円 |
1,059万円 |
敬老福祉事業 |
長寿を祝福し、高齢者の福祉増進に寄与する敬老祝金の交付や敬老のつどいなどを開催します。 |
531万円 |
不妊治療助成金 |
特定不妊治療、一般不妊治療に要する費用の一部を助成し、子どもを生み育てやすい環境づくりを推進します。 ・特定不妊治療助成:上限630,000円 ・一般不妊治療助成:上限50,000円 |
501万円 |
がん検診推進事業 |
がん検診・フレッシュ健診・はつらつ健診・結核住民健診等の対象者に対して受診勧奨します。また、全世帯(19歳以上の方全員)を対象に家族調査票を配布し、新規受診者の勧奨に努めます。 |
617万円 |
里地生態系保全支援事業 |
県の「清流の国ぎふ森林・環境税」を活用して、水田や用排水路におけるスクリミンゴガイ(通称:ジャンボタニシ)の駆除を行い、農地などの生態系保全に努めます。 |
257万円 |
消費者行政推進 事業 |
特殊詐欺や悪徳商法などの消費者被害対策として、基金終了後も引き続き、専門相談員による相談窓口を設け、安全安心に暮らせるまちづくりを目指します。 |
18万円 |
公共下水道事業 |
設計委託:松枝処理分区実施設計、町汚水処理施設整備構 想策定 管渠埋設工事:松枝処理分区(北及)1,480メートル 円城寺処理分区 375メートルを実施します。 |
2億7,270万円 |