公開日 2015年04月01日
平成27年度の町予算は、平成27年3月に開催された第1回笠松町議会定例会で可決されました。一般会計は、67億6,620万円(前年度当初比9.93パーセント減)、特別・企業会計は、65億3,687万2千円(前年度当初比9.18パーセント増)で、総額133億307万2千円(前年度当初比1.45パーセント減)です。
会計名 | 平成27年度予算 | 平成26年度予算 | 比較 | 対前年度比 |
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一般会計 | 6,766,200,000円 | 7,512,000,000円 | -745,800,000円 | -9.93% |
国民健康保険特別会計 | 3,203,667,000円 | 2,635,850,000円 | 567,817,000円 | 21.54% |
後期高齢者医療特別会計 | 233,334,000円 | 220,147,000円 | 13,187,000円 | 5.99% |
介護保険特別会計 | 1,725,773,000円 | 1,604,096,000円 |
121,677,000円 |
7.59% |
下水道事業特別会計 | 958,795,000円 | 968,526,000円 | -9,731,000円 | -1.00% |
水道事業会計 | 415,303,000円 | 558,555,000円 | -143,252,000円 | -25.65% |
総額 | 13,303,072,000円 | 13,499,174,000円 | -196,102,000円 | -1.45% |
内容
地域の景気回復にはもう暫く時間がかかるものと予測され、早急な税収の増加が見込めず、大型公共事業の完了に伴う新たな町債の発行などにより、町財政を取り巻く環境は厳しい状況が継続すると想定されるなか、先例や慣例に捉われない創意工夫と新たな視点で総ての事務事業を見直し、町民視点に立った真に求められる各種施策の具現化を図りました。その中でも、第5次総合計画の将来像達成に向けた、6つの基本方向の中で最優先すべき事業として「災害に強くいざという時に安心できる」「未来を担う子どもたちをはぐくむ」「快適で住みよく未来の環境を守る」の3つのまちづくりに重点を置いた予算編成としました。
一般会計 67億6,620万円
一般会計歳入歳出予算の構成
科目 | 予算額 | 構成比 | 説明 |
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町税 | 2,642,057,000円 | 39.1% | 町民税、固定資産税や軽自動車税など皆さんが納められる税金 |
国県支出金 | 1,238,036,000円 | 18.3% | 特定の事業に対して国や県から出るお金 |
地方交付税 | 1,130,000,000円 |
16.7% |
町の財政事情に応じて所得税、法人税、酒税など国の税金から交付されるお金 |
町債 | 482,642,000円 | 7.1% | 事業をするときに国や銀行などから借りるお金 |
譲与税及び交付金 | 453,567,000円 | 6.7% | いったん国に徴収されたものが、配分されるお金 |
繰越金 | 200,000,000円 | 3.0% | 前年度から繰り越したお金 |
分担金・負担金、使用・手数料 | 185,545,000円 | 2.7% | 保育料、施設使用料、住民票発行手数料などのお金 |
その他 | 434,353,000円 | 6.4% | 寄附金、広告掲載料などのお金 |
合計 | 6,766,200,000円 | 100% |
科目 | 予算額 | 構成比 | 説明 |
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民生費 | 2,469,356,000円 | 36.5% | 乳幼児、高齢者、障がい者の福祉、保育に使うお金 |
土木費 | 998,127,000円 | 14.8% | 道路、河川、公園などの整備に使うお金 |
総務費 | 938,896,000円 | 13.9% | 全般的な事務管理、公共施設巡回バスなどに使うお金 |
衛生費 | 696,514,000円 | 10.3% | 健康診断、予防接種やごみ、し尿処理などに使うお金 |
教育費 | 624,839,000円 | 9.2% | 学校教育、社会教育などに使うお金 |
公債費 | 474,416,000円 | 7.0% | 借入金の返済に使うお金 |
消防費 | 353,600,000円 | 5.2% | 消防施設整備などに使うお金 |
その他 | 210,452,000円 | 3.1% | |
合計 | 6,766,200,000円 | 100% |
事業の概要 | 予算額 | |
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小学校非構造部材耐震化工事 |
災害発生時に器具などの脱落やガラスの破損による児童生徒などへの被害を防ぐ工事を、笠松小学校講堂と松枝小学校体育館にて行い、住民の皆様には避難所施設として安全かつ便利に使用できるよう努めます。 |
2,956万円 |
防災行政無線管理事業 |
災害時に有力な情報伝達手段となる防災行政無線が、聞き易く、クリアな音声放送となるよう屋外子局の更新及び増設を2ヵ年かけて行います。 |
4,536万円 |
自主防災組織育成事業 |
各地域の自主防災会が防災資機材を整備する事業に対する財政支援を新たに行い、地域の防災力向上を図ります。 ・27年度 3団体(順次拡大予定) |
89万円 |
災害時要配慮者支援対策事業 |
ひとり暮らし高齢者や障がいを持つ方などに対する安否確認や避難行動を支援する対策を進めることにより、共助による防災体制を目指します。 |
36万円 |
防災備品管理事業 |
大規模災害の発生に備えた食糧や飲料水などの備蓄品の定期更新や拡充をし、計画的な防災備品の整備を進めます。また、耐用年数が切れるAED(自動体外式除細動器)を更新し、万が一の緊急時に備えます。 |
367万円 |
土のうステーション |
誰もが自由に活用することができる土のうステーションを三地域に新たに設置し、水害時に迅速な対応ができるようにします。 |
52万円 |
地籍調査事業 |
大規模な災害発生時に迅速な復旧ができるよう、土地の境界を明確にする地籍調査事業に着手します。27年度は着手地域の所有者情報などの資料収集を行います。 |
501万円 |
排水路改良事業 |
ゲリラ豪雨などの水害対策として、24年度より進めている町流域関連公共下水道雨水計画を継続して整備を進めます。27年度は雨水貯留施設整備に支障となる水道管の布設替えを行い、災害に強いまちづくりを進めます。 |
3,131万円 |
耐震診断・改修助成事業 |
昭和56年5月以前に着工・建築された木造住宅の耐震診断及び改修補強工事の費用の一部助成や、その他建築物の耐震診断に係る費用の助成を行い、一般住宅などの耐震化を進めます。 |
641万円 |
事業の概要 | 予算額 | |
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道徳教育推進事業 |
家庭・学校・地域が一体となり、心温かく活力ある町を目指したさまざまな取り組みにより、地域全体に「道徳のまち笠松」が浸透するような道徳教育を進めます。 |
369万円 |
道徳教育地域実施事業 |
文部科学省から指定される「道徳教育パワーアップ実践校研究発表」を笠松小学校で実施し、子どもたちの道徳の心を地域と連携する中で養い、より強固な道徳のまちづくりを進めます。 |
57万円 |
JFAこころのプロジェクト『夢の教室』 |
トップアスリートなどによる「夢を持つこと」「夢に向かって努力することの大切さ」を伝える「こころのプロジェクト『夢の教室』」をJFA(日本サッカー協会)の協力のもと、各小学校で五年生を対象に行います。 |
86万円 |
幼稚園就園奨励事業 |
子育て世代を支援するため、私立幼稚園就園奨励費補助金を拡充し、所得状況に応じた保護者の経済的負担の軽減を図ります。 |
2,255万円 |
放課後児童クラブ運営事業 |
学校休業日の放課後児童クラブの年齢制限の引き上げを行い、安心して子育てができる環境を整備します。 |
3,485万円 |
乳幼児医療費助成事業 |
子育てを担う若年世帯の経済的な負担軽減を図り、健やかな子育て環境を創出するため、医療費助成を行います。 |
1億770万円 |
歴史未来館管理運営事業 | 過去から近未来までの資料展示を行い、子どもたちから大人の方々に町の魅力を伝え、発信する場所として、また多くの人々が集まるサロンとして活用できる多機能な資料館として、6月にオープンします。 | 927万円 |
事業の概要 | 予算額 | |
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街路灯管理事業 |
約3,100基の街路灯をLED照明灯に交換し、引き続き地域の防犯力の向上に努め、消費電力軽減による二酸化炭素の排出抑制につなげます。 |
8,415万円 |
羽島用水パイプライン上部利用事業 |
快適な住環境整備のため、27年度は西幹線の県道交差点付近の歩道設置工事と、東幹線長池街路から北及調整区域境までの測量調査に着手し、交通安全対策の強化を図ります。 |
2,578万円 |
サイクリングロード整備事業 |
みなと公園を起点に23年度より整備を進めているサイクリングロードを、27年度は蘇岸築堤記念碑公園に中継拠点として休憩所やトイレを備えた水防センターを建設し、水害対策に加え、サイクリングロードを利用する人びとの憩いの場となるよう整備します。 |
4,359万円 |
運動公園改修事業 |
施設が老朽化した運動公園を、町内外より多くの人が集い、健康増進に繋がるスポーツやレクリエーションの利活用の場となる「都市公園」として、順次改修を進めます。27年度は5年計画の3年目として大型複合遊具などを整備します。 |
6,480万円 |
都市計画策定事業 |
今後20年の長期的視点に立った町の将来像と、その実現に向けた大きな道筋を示す次期都市計画マスタープランに着手し、活力ある地域づくりの基礎となる計画策定を進めます。 |
575万円 |
可燃ごみ(焼却)処分事業 |
岐阜羽島衛生施設組合の焼却機能が停止する28年度以降も、適切なごみ収集・処理業務が実現できるよう関係準備を進めるとともに、引き続き次期ごみ処理施設建設事業を関係市町と連携して推進します。 |
1億5,823万円 |
火葬場施設改修等工事 |
老朽化する火葬場施設の改修工事を行います。 |
1,520万円 |
事業の概要 | 予算額 | |
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空き家等適正管理事業 |
適正に管理されていない空き家などに対し、助言・指導等を行い、適切な生活環境の保全と防犯のまちづくりを進めます。 |
20万円 |
定住促進事業 |
住宅取得の促進と定住人口の増加を図るため、29年1月1日までに住宅を取得し入居される方に対し、新築住宅に課税される固定資産税相当額を3年間もしくは5年間定住促進助成金として交付します。 |
1,925万円 |
かさまつ応援事業 |
かさまつ応援寄附金(ふるさと納税)をしていただいた方に、感謝の気持ちを込めて「ふるさとかさまつ宅配便」からお礼の品をお届けします。笠松町民の方も笠松町へ寄附できます。 ・5,000円以上:1品 10,000円以上:2品 |
1,410万円 |
地域広報推進事業 |
町内会掲示板に対する補助率及び補助額を引き上げます。 【旧】補助率1/2 限度額25,000円 【新】補助率2/3 限度額30,000円 |
33万円 |
住民基本台帳事務事業 |
社会保障や税などの行政手続に必要となる12桁の「マイナンバー(個人番号)通知カード」を27年10月に町民に配布します。また、28年1月以降、身分照明や様々なことに利用出来る「個人番号カード」を申請により交付します。 |
797万円 |
臨時福祉給付金 事業 |
消費税増税に対する低所得者の方の負担の軽減を図るため、臨時福祉給付金を支給します。 【支給対象】町民税(均等割)非課税者(被扶養者を除く) 【給付額】1人6,000円 |
3,245万円 |
敬老福祉事業 |
長寿を祝福し、高齢者の福祉増進に寄与する敬老祝金の交付や敬老のつどいなどを開催します。 |
444万円 |
子育て世帯臨時特例給付金事業 |
消費税増税に対する子育て世代の方の負担の軽減を図るため、臨時特例給付金を支給します。 【支給対象】児童手当受給者(27年6月分) 【給付額】対象児童1人につき3,000円 |
1,693万円 |
不妊治療助成金 |
従来の特定不妊治療助成に加え、一般不妊治療に要する費用の一部を助成し、子どもを生み育てやすい環境づくりを推進します。 ・一般不妊治療助成:上限50,000円 |
105万円 |
予防接種事業 |
高齢者インフルエンザ、高齢者肺炎球菌や妊娠希望者に対する風しんなどの予防接種を行い、疾病予防の充実を図ります。 ・高齢者インフルエンザ予防接種(定期・任意) 自己負担 1,500円(生活保護世帯除く) |
5,769万円 |
里地生態系保全支援事業 |
県「清流の国ぎふ森林・環境税」を活用して、水田や用排水路におけるスクリミンゴガイ(通称:ジャンボタニシ)の駆除を行い、農地などの生態系保全に努めます。 |
214万円 |
消費者行政推進 事業 |
特殊詐欺や悪徳商法などの消費者被害対策として、基金終了後も引き続き、専門相談員による相談窓口を設け、安全安心に暮らせるまちづくりを目指します。 |
18万円 |
産業振興支援事業 |
町内企業の立地促進と商工業者の経営支援、産業振興を図るため、29年1月1日までに1千万円以上の固定資産を取得し、1年以内に操業を開始した法人または個人に対し、固定資産に課税される相当額を3年間産業振興助成金として交付します。 |
2,000万円 |
テニスコート管理運営事業 |
老朽化している緑地公園テニスコートを、25・26年度に引き続き計画的に改修します。27年度はCコートを予定しています。 |
876万円 |
公共下水道事業 |
設計委託:事業計画変更、円城寺処理分区実施設計、管更正実施設計(松枝処理分区) 管渠埋設工事:円城寺処理区分(延長1,659m)を実施します。 |
2億1,606万円 |