平成25年度の町予算は、平成25年3月に開催された第1回笠松町議会定例会で可決されました。一般会計は、64億9,380万円(前年度当初比4.79パーセント増)、特別・企業会計は、58億9,555万円4千円(前年度当初比7.63パーセント増)で、総額123億8,935万1千円(前年度当初比6.12パーセント増)です。

会計別予算額一覧表
会計名 平成25年度予算 平成24年度予算 比較 対前年度比
一般会計   6,493,800,000円   6,197,000,000円  296,800,000円   4.79%
国民健康保険特別会計   2,632,493,000円   2,491,534,000円  140,959,000円     5.66%
後期高齢者医療特別会計   215,273,000円   211,135,000円   4,138,000円    1.96%
介護保険特別会計   1,536,463,000円   1,479,663,000円   56,800,000円  3.84%
下水道事業特別会計    939,539,000円    956,000,000円  -16,461,000円    -1.72%
水道事業会計    571,783,000円    339,422,000円  232,361,000円    68.46%
      総額  12,389,351,000円  11,674,754,000円 714,597,000円     6.12%


 

内容

 

 社会保障関連経費や公債費が今後一段と増加し、厳しい町財政環境が続く事が見込まれるなか、各施策の緊急性や優先性、有効性を見極め徹底した経費削減により、課題への的確な対応や行政サービスの向上と、将来の発展に向けた大規模事業への投資をバランス良く両立させました。その中でも、第5次総合計画の将来像達成のため、6つの基本方向の事業を進めるなかで特に「生涯にわたって楽しく学べるまち」「人がつどう活力あふれるまち」「安全で安心して暮らせるまち」の3つの項目に重点を置いた予算編成としました。

一般会計  64億9,380万円

一般会計歳入歳出予算の構成

平成25年度予算歳入.jpg平成25年度予算歳出.jpg 
 

平成25年度一般会計予算歳入一覧表
科目 予算額 構成比 説明
町税  2,652,351,000円 40.8% 町民税、固定資産税や軽自動車税など皆さんが納められる税金
地方交付税   1,057,000,000円 16.3% 町の財政事情に応じて所得税、法人税、酒税など国の税金から交付されるお金
国県支出金 1,055,360,000円 16.3% 特定の事業に対して国や県から出るお金
町債   509,200,000円 7.8% 事業をするときに国や銀行などから借りるお金
譲与税及び交付金  330,180,000円 5.1% いったん国に徴収されたものが、配分されるお金
分担金・負担金、使用・手数料  175,219,000円 2.7% 保育料、施設使用料、住民票発行手数料などのお金
繰越金   100,000,000円 1.5% 前年度から繰り越したお金
その他  614,490,000円 9.5% 寄附金、広告掲載料などのお金
合計   6,493,800,000円 100%  

 

平成25年度一般会計予算歳出一覧表
科目 予算額 構成比 説明
民生費 2,291,992,000円 35.3% 乳幼児、高齢者、障がい者の福祉、保育に使うお金
土木費  1,045,376,000円 16.1% 道路、河川、公園などの整備に使うお金
総務費  740,038,000円 11.4% 全般的な事務管理、公共施設巡回バスなどに使うお金
衛生費  680,450,000円 10.5% 健康診断、予防接種やごみ、し尿処理などに使うお金
教育費  675,283,000円 10.4% 学校教育、社会教育などに使うお金
公債費  509,939,000円 7.9% 借入金の返済に使うお金
消防費  340,612,000円 5.2% 消防施設整備などに使うお金
その他  210,110,000円 3.2%  
合計  6,493,800,000円 100%  



 

生涯にわたって楽しく学べるまち
  事業の概要 予算額
道徳教育推進事業

 家庭・学校・地域が一体となって、道徳心やマナー・ルールを大切にする意識を皆で高めるために、検討・実践を行い、住民の主体性を尊重した「道徳のまち笠松」の浸透を図ります。

372万円
学校情報教育ネットワーク事業

 今後ますます高度化していく情報化社会に対し、児童生徒が主体的に対応できるよう、各小学校の情報教育環境の向上を図ります。

811万円
特色ある教育活動推進事業

 (株)光製作所からいただいた寄附金を原資とした光文庫整備基金を活用し、特色ある教育の推進として、児童生徒が授業を通じて外国人に慣れ親しみ、生きた英語を体験できるよう支援します。

 また、デジタル教材を活用し、教育活動の充実を図ります。

1,248万円
学校教育学習支援事業  授業などにおいて支援が必要な児童生徒に対し、担任教諭に加え非常勤講師や教育アシスタントの配置を充実させ、きめ細やかな教育環境の確立を図ります。 2,244万円
笠松中学校新屋内運動場建設事業  新屋内運動場で利用する各種関係備品の整備を行い、計画通り26年2月の完成と利用開始を目指します。 1,914万円
光文庫整備基金事業  (株)光製作所からいただいた寄附金を原資とした光文庫整備基金を活用し、小中学校の図書室の書籍を計画的に購入します。 236万円
運動場管理事業  町民運動場グラウンドの改修などを行い、住民のスポーツニーズの対応を高めるとともに、多目的運動場(サッカー場)の運営を開始し、県内有数のサッカー場となるよう広くアピールしていきます。 8,942万円
テニスコート管理運営事業

 老朽化している緑地公園テニスコートを、平成25年度より計画的に改修していきます。

911万円


 

人がつどう活力あふれるまち
  事業の概要 予算額
サイクリングロード整備事業  みなと公園を起点に平成24年度に一部開通したサイクリングロードを、平成25年度は蘇岸築堤記念碑公園の拠点化整備着手を含め、国道22号東から蘇岸築堤記念碑公園までの540mをカラー舗装するなど、河川環境楽園に向け、整備を計画的に進めます。 1,420万円
運動公園改修事業  多様化する利用者のニーズに対応し、緑豊かで、災害時の防災拠点や町民のレクリエーション利用の促進や、健康の増進として活用できる「都市公園」としての改修整備に着手します。 6,300万円
産業振興支援事業  町内企業の立地促進と商工業者の経営支援、産業振興を図るため、平成26年1月1日までに1千万円以上の固定資産を取得し、1年以内に操業を開始した法人または個人に対し、固定資産に課税される相当額を3年間産業振興助成金として交付します。 1,300万円
定住促進事業  住宅取得の促進と定住人口の増加を図るため、平成26年1月1日までに住宅を取得し入居される方に対し、新築住宅に課税される固定資産税相当額を3年間もしくは5年間定住促進助成金として交付します。 1,772万円
住宅用太陽光発電システム設置整備事業

 地域における地球温暖化対策や環境に配慮した自然エネルギーの導入を推進し、環境保全意識の高揚を図るため、住宅用太陽光発電システムの設置整備に対し補助金を交付します。

 キロワット当り3万円を補助、上限3キロワット(9万円)

180万円
Eボート普及推進事業  観光資源である木曽川を活用し人々の交流を図るEボートを、より地域に密着したものとするため、町単独大会の開催や地域住民を対象としたインストラクターの養成などを実施します。 156万円
かさまつ応援事業

 笠松町に5,000円以上寄附された方に感謝の気持ちを込めて、地元企業などとのパートナー事業による地元特産品「ふるさとかさまつ宅配便」をお礼の品として送付します。

124万円
ご当地ナンバープレート導入  町名とキャラクターの入った原動機付自転車標識を作成し、新規または希望者へ配布することにより、広く町のPRを図ります。 46万円

 

安全で安心して暮らせるまち
  事業の概要 予算額
防災備品管理事業  大規模地震が発生した場合の被災状況を想定し、食糧や飲料水、生活必需物資や災害に必要な防災備品を継続して整備します。25年度は児童生徒用乾パンの備蓄と、放射性物質の拡散を計測する線量計や避難所マット、サーチライトなどの整備に努めます。 460万円
防災行政無線管理事業(同報系)  災害時の重要な情報伝達手段となる防災行政無線の屋外子局のデジタル化に向け、各種調査や設計などに着手し、災害時の対策強化に努めます。 1,115万円
木造住宅耐震事業  昭和56年5月以前に着工・建築された木造住宅で、耐震診断の結果を受けて補強が必要となり、相談士が設計・工事監理する耐震補強工事について、費用の一部を助成します。 480万円
側溝舗装等新設改良工事及び米野坂路改良事業設計業務委託  快適な住環境の整備と同時に、機能的な都市基盤の向上に資する道路網の整備を計画的に推進します。平成25年度は運動公園北の北及長池3号線、松枝小学校プール西の北及田代2号線の整備や米野方面からトンボ天国方面へ向かう坂路拡幅改良事業に着手します。 3,120万円
羽島用水パイプライン上部利用事業  事業効率を考慮し、昨年に引き続き羽島署木曽川橋交差点までの480m歩道整備を一括整備し、交通安全対策の強化に繋げていきます。 5,565万円
排水路改良事業  ゲリラ豪雨などの水害対策として、昨年より進めている町流域関連公共下水道雨水計画に基づき整備を進めます。平成25年度は雨水貯留施設の実施設計や用地買収を行い、災害に強いまちづくりを進めます。 1億1,540万円
空き家等適正管理事業  適正に管理されていない空き家などに対し、町による助言指導や行政代執行を規定した「空き家等の適正管理に関する条例」を、東海地方の他の自治体に先駆け25年4月より施行し、生活環境の保全と防犯のまちづくりを進めます。 76万円


 

その他主要事業
  事業の概要 予算額
敬老福祉事業

 長寿を祝福し、高齢者の福祉増進に寄与する敬老祝金の交付や敬老のつどいなどを開催します。

426万円
乳幼児医療費助成事業

 子育てを担う若年世帯の経済的な負担軽減を図り、健やかな子育てを創出するため、医療費助成を行います。

 【県制度】0歳から小学校就学前まで

 【町制度】小学校から中学校卒業まで

1億954万円
放課後児童クラブ運営事業

 保護者が就労などにより学校から帰っても家庭にいない児童(小学校1年生から3年生)に対し、家庭に代わる生活の場として、放課後児童クラブを開設します。

 【平日】        放課後から午後7時

 【土曜日・夏冬休み】午前8時から午後7時

3,083万円

高齢者インフルエンザ予防接種

(法定および任意)

 【法定】65歳以上で町の指定医療機関で接種される方。

 自己負担金1,500円でインフルエンザ予防接種が受けられます。

 【任意】60歳から64歳の方または65歳以上で町の指定医療機関外で接種される方。

 インフルエンザ予防接種に対し2,100円を助成します。

650万円
健康診査実施事業

 生活習慣病やがんの早期発見、早期治療のため。

 【フレッシュ健診(19歳から39歳)】

 【はつらつ健診(40・45・50・55歳)】

 【各種がん健診」を実施します。

2,926万円
次期ごみ処理施設整備基金  岐阜羽島衛生施設組合で計画中の次期ごみ処理施設に備えるため積立をします。 5,022万円
里地生態系保全支援事業  県「清流の国ぎふ森林・環境税」を活用して、水田や用排水路におけるスクミリンゴガイ(通称ジャンボタニシ)の駆除を行い、農地などの生態系保全に努めます。 101万円
児童遊園遊具撤去新設工事

 町内の児童公園を安全に利用できるよう、老朽化した遊具などを更新します。

 鉄棒(美笠・中門間春日)、ブランコ(美笠・下門間神明・円城寺子ども)、すべり台(中門間春日・円城寺白髭)、動物遊具(下門間神明)

503万円
公共下水道事業

 設計委託:金池・円城寺処理分区

 管渠埋設工事:下羽栗処理分区(円城寺地内)、松枝処理分区(長池・北及地内)を実施します。

1億9,956万円

第四水源地電気設備等更新

(第一期工事)

 水道事業計画に基づき、老朽化した第四水源地の電気設備の更新工事を実施します。 2億5,466万円

お問い合わせ

企画課

電話:058-388-1113

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