平成24年度の町予算は、平成24年3月に開催された第1回笠松町議会定例会で可決されました。一般会計は、61億9,700万円(前年度当初比2.2パーセント減)、特別・企業会計は、54億7,775万円4千円(前年度当初比2.8パーセント増)で、総額116億7,475万4千円(前年度当初比0.1パーセント増)です。

会計別予算額一覧表
会計名 平成24年度予算 平成23年度予算 比較 対前年度比
一般会計   6,197,000,000円   6,337,500,000円  -140,500,000円   -2.22%
国民健康保険特別会計   2,491,534,000円   2,397,445,000円   94,089,000円     3.92%
後期高齢者医療特別会計   211,135,000円   197,688,000円   13,447,000円    6.80%
介護保険特別会計   1,479,663,000円   1,455,105,000円   24,558,000円  1.69%
下水道事業特別会計    956,000,000円    918,341,000円   37,659,000円     4.10%
水道事業会計    339,422,000円    359,553,000円  -20,131,000円    -5.60%
      総額  11,674,754,000円  11,665,632,000円   9,122,000円     0.08%


 

内容

  • 平成24年度は「清流木曽川に抱かれた“ひと・まち・自然”輝く創造文化都市」を将来像とする第5次総合計画に基づき、町の個性と魅力を活かし、現在・過去・未来に責任が持てる持続可能で安心して暮らせるまちづくりを6つの基本方向に沿い、真に必要な行政サービス・事務事業の「選択と集中」を徹底し、住民の負託に応える予算として編成しました。

一般会計  61億9,700万円

一般会計歳入歳出予算の構成

平成23年度一般会計予算歳入
 平成24年度一般会計予算歳出
 

平成24年度一般会計予算歳入一覧表
科目 予算額 構成比 説明
町税  2,653,526,000円 42.8% 町民税、固定資産税や軽自動車税など皆さんが納められる税金
地方交付税   1,034,000,000円 16.7% 町の財政事情に応じて所得税、法人税および酒税など国の税金から交付されるお金
国県支出金  970,260,000円 15.7% 特定の事業に対して国及び県から出るお金
町債   522,700,000円 8.4% 事業をするときに国や銀行などから借りるお金
繰入金   270,563,000円 4.4% 貯蓄を取崩したお金
繰越金   180,000,000円 2.9% 前年度から繰り越したお金
使用・手数料など   63,953,000円 1.0% 保育料、施設使用料、住民票発行手数料などのお金
その他  501,998,000円 8.1% 寄附金、広告掲載料などのお金
合計   6,197,000,000円 100%  

 

平成24年度一般会計予算歳出一覧表
科目 予算額 構成比 説明
民生費 2,163,251,000円 34.9% 乳幼児・高齢者・障がい者の福祉、保育に使うお金
土木費  882,119,000円 14.2% 道路、河川および公園などの整備に使うお金
教育費  755,094,000円 12.2% 学校教育・社会教育などに使うお金
総務費  737,078,000円 11.9% 全般的な事務管理、公共施設巡回バスなどに使うお金
衛生費  706,613,000円 11.4% 健康診断・予防接種やごみ・し尿処理などに使うお金
公債費  407,676,000円 6.6% 借入金の返済に使うお金
消防費  353,763,000円 5.7% 消防施設整備などに使うお金
その他  194,406,000円 3.1%  
合計  6,197,000,000円 100%  

具体的事業

いのち輝くやさしいまち
  事業の概要 予算額
高齢者肺炎球菌予防接種事業  肺炎球菌による肺炎は成人肺炎の25%~40%を占め、特に高齢者での重篤化が問題となっています。町では肺炎球菌(23価)の予防接種について、65歳以上の方に予防接種料のうち4,000円を助成します。 80万円
高齢者インフルエンザ予防接種(法定及び任意)事業  60歳以上の方に対し、インフルエンザの予防接種料のうち2,100円を上限に助成します。 600万円
子宮頸がんワクチン接種促進事業  子宮頸がんの発症の原因といわれる16型、18型のヒトパピローマウイルスの感染を予防するワクチンの接種費用を全額助成します。
 中学校1年生から高校1年生(24年3月末までに初回のワクチン接種済みの方に限り、高校2年生まで含みます。)の女性が対象となります。
1,090万円
ヒブワクチン接種促進事業  ヒブ(インフルエンザ菌b型)による乳幼児の髄膜炎や敗血症、肺炎などの感染症を予防するワクチンの接種費用を全額助成します。
 2ヶ月から4歳児までが対象になります。
780万円
小児用肺炎球菌ワクチン接種促進事業  肺炎球菌による乳幼児の髄膜炎や肺炎などの感染症を予防するワクチンの接種費用を全額助成します。
 2ヶ月から4歳児までが対象になります。
1,070万円
妊婦健診事業  安心して、子どもを生み育てられるよう、母子健康手帳を交付する時などに妊婦健康診査受診表(県内受診で使用できる基本的な健診用無料クーポン14枚)を交付します。
 県外で同様の健診に対しての場合は、立替払いとなります。
2,340万円
特定不妊治療助成事業  不妊に悩む家庭の経済的負担を軽減し、安心して検査や治療が受けられるよう、特定不妊治療にかかる費用の一部を助成します。 230万円
健康診査事業  生活習慣病やがんの早期発見・早期治療のため「フレッシュ健診(19~39歳)」、「はつらつ健診(40・45・50・55歳)」、「各種がん検診」を実施します。 2,600万円
がん検診推進(無料クーポン方式)事業  がん検診の受診を推進するために、一定の年齢の人を対象に、乳、子宮、大腸がん検診を実施します。
○対象者(平成24年度中になる年齢)
 【乳がん検診】 41・46・51・56・61歳
 【子宮がん検診】21・26・31・36・41歳
 【大腸がん検診】41・46・51・56・61歳
380万円
敬老福祉事業  長寿を祝福し、高齢者の福祉増進に寄与する敬老祝金の交付や敬老のつどいなどを開催します。 440万円
乳幼児医療費助成事業  子育てを担う若年世帯の経済的な負担軽減を図り、健やかな子育て環境を創出するため、医療費助成を行います。
 【県制度】0歳から小学校就学前まで
 【町制度】小学校から中学校卒業まで
1億1,500万円
放課後児童クラブ運営事業  保護者が就労などにより学校から帰っても家庭にいない児童(小学校1年生から3年生)に対し、家庭に代わる生活の場として、放課後児童クラブを開設します。
 【平日】放課後~午後7時
 【土曜日、夏冬春休み】午前8時~午後7時
3,010万円
ファミリーサポートセンター事業  育児の手助けが必要な人と手助けをしたい人とを結びつけ、地域の子育ての輪をサポートする組織づくりをし、保護者の病気や急用の際、一時的な預かりなどを行うものです。 50万円
道徳教育推進事業  家庭・学校・地域が一体となって、道徳心やマナー・ルールを大切にする意識を皆で高めるために、検討・実践を行い、道徳的風土及び人づくりの推進を図ります。 360万円


 

生涯にわたって楽しく学べるまち
  事業の概要 予算額
青少年海外派遣事業  町内在住の中学生20人を、グアム派遣し、国際性豊かな青少年育成を図ります。(8月下旬実施予定) 430万円
下羽栗小学校屋内運動場耐震補強等事業  国による学校耐震化加速策を受け実施している学校校舎耐震化について、24年度は下羽栗小学校屋内運動場の耐震補強工事を実施します。
 これにより、すべての小学校の耐震化事業が完了することになります。
1億5,890万円
笠松中学校新屋内運動場建設事業  昭和38年建設の笠松中学校屋内運動場は耐震不足で老朽化も目立つことから、生徒はもちろん住民も広く使用できるよう複合施設としての建設を計画中です。
 24年度は地質調査と設計を行い、25年度の工事完成を目指します。
1,570万円
学校心の教室相談員設置事業  不登校やいじめなどの児童生徒の指導上の諸問題を未然に防ぐため、心の教室相談員を設置し、小中学校の児童・生徒の相談事業を実施します。
 なお、この事業は国の地域活性化住民生活に光をそそぐ交付金を原資として設置した「住民生活に光をそそぐ基金」を活用します。
120万円
特色ある教育活動の推進事業  (株)光製作所からいただいた寄附金を原資とした光文庫整備基金を活用し、特色ある教育の推進として、児童生徒が授業を通じて外国人に慣れ親しみ、生きた英語を体験的に学習できるよう支援します。
 また、小学校のデジタル教材や中学校の教材を購入し、教育活動の充実を図ります。
1,280万円
光文庫整備基金事業  (株)光製作所からいただいた寄附金を原資とした光文庫整備基金を活用し、小中学校の図書室の書籍を計画的に購入します。 230万円
国体デモスポ事業  ぎふ清流国体開催にあたり、同期間中にデモンストレーション行事としてグランドゴルフ大会の開催や県内をまわる炬火リレーを行います。 220万円
町民運動場照明設備改修事業  照明設備が老朽化しているため、改修を行います。 2,130万円


 

人がつどう活力あふれるまち
  事業の概要 予算額
産業振興支援事業  町内企業の立地促進と商工業者の経営支援、産業振興を図るため、21年1月2日から26年1月1日までに投下された1千万円以上の固定資産に対して課税される固定資産税相当額を産業振興助成金として交付します。
 助成期間は、投下固定資産に対して初めて課税される税を納付する年度から3年間です。
750万円
定住促進事業  住宅取得の促進と定住人口の増加を図るため、新築住宅に課税される固定資産税相当額を定住促進助成金として交付します。
 対象者は21年1月2日から26年1月1日に住宅を取得し入居される方で、助成期間は、新築住宅軽減期間(3年間もしくは5年間)で、助成期間中は実質的に新築住宅にかかる固定資産税の負担が無しとなります。
1,710万円
Eボート普及推進事業  木曽川を活用する事業として、Eボートを2艇追加購入するとともに、まちの活性化と町内外の交流人口拡大を図るため町民Eボート大会を開催するなど、今後もEボートを普及推進します。 400万円
NPO法施行事務事業  県が行っているNPO法人設立の認証などの事務のうち、笠松町内のみに事務所がある法人については、笠松町役場で申請など実施できるようにします。(県の権限移譲事務) -
笠松力検定事業  歴史と文化などまちの魅力を再発見し、新たなまちづくりのきっかけとするべく笠松力検定を実施します。 15万円


 

 

便利で快適な住みよいまち
  事業の概要 予算額
羽島用水パイプライン上部利用事業  羽島用水のパイプライン上部利用事業として、24年度は田代分水工から南へ110m、歩道の整備を実施します。 1,700万円
円城寺集会所周辺交通安全対策事業  22年度から着手している円城寺集会所の周辺の国道22号線と堤防町道交差部の交通安全対策事業について、24年度はJR橋脚FEM解析業務を行います。 240万円
橋梁長寿命化点検事業  町内にある主要な橋について、今後も安全に利用していただくため、修繕計画を策定します。 180万円
サイクリングロード整備事業  笠松町の個性でもある木曽川の河川敷を活用し、木曽川流域のネットワークづくりとして、河川環境楽園から笠松みなと公園までをルートとしたサイクリングロードを整備します。
 24年度は、岐南町境~JRまでの240mについてカラー舗装を行います。
340万円
道路新設改良事業  側溝舗装等改良工事
 (予定箇所)天王町、円城寺2ヶ所、門間、春日町地内
1,260万円
道路拡幅要綱事業  側溝舗装等新設工事
 (予定箇所)長池、田代2ヶ所地内
 用地買収、用地調査委託料など
5,120万円
公園整備事業  町内の公園をより利用しやすい施設とするために、計画的に整備していきます。
 (予定箇所)運動公園(改修設計)
         笠松みなと公園(トイレ改修、案内板設置)
1,220万円
公共下水道事業  設計委託:円城寺・下羽栗処理分区
 管渠埋設工事:松枝処理分区(田代・泉町・長池・北及地内)を実施します。
2億1,280万円
配水管耐震化事業  水道事業経営計画のもと配水幹線の耐震補強工事(中野地内)を実施します。 1,630万円
ごみ減量化等事業  ごみ減量化につながる生ごみ処理機購入助成に段ボールコンポストの追加と、分別しやすいようハンドブックを作成します。 150万円
次期ごみ処理施設整備基金  岐阜羽島衛生施設組合で計画中の次期ごみ処理施設建設に備えるため積立をします。 5,010万円


 

安全で安心して暮らせるまち
  事業の概要 予算額
災害時救援物資備蓄事業  地震が発生した場合の被害程度を想定し、水や米、毛布などの生活必需物資を計画的に備蓄していきます。 280万円
防災備品購入事業  地震などの被災時に、役場窓口業務が継続できるようにインバータ発電機や投光器などを整備します。 370万円
木造住宅耐震改修助成事業  昭和56年5月以前に着工・建築された木造住宅で、耐震診断の結果を受けて補強が必要となり、相談士が設計・工事監理する耐震補強工事について、費用の一部を助成します。 840万円
流域関連公共下水道雨水計画策定事業  現在の計画を見直し、調整池の設置など今後の内水排除事業を実施するため、雨水計画を策定します。 920万円
消費者行政推進事業  消費生活相談員を配置し、相談窓口の設置や啓発パンフレットを作成します。 40万円


 

共に築き上げる協働と信頼のまち
  事業の概要 予算額
町ホームページ管理運営事業  町ホームページをさらに利用しやすい画面にするなどリニューアルを行います。 260万円
職員研修事業  優れた行政サービスを提供していくため、職員一人ひとりがそれぞれの役割に対応した能力を備えられるよう、自己啓発支援など職場外研修を行います。 160万円
まちづくり事業  笠松町の新たな発展のために、まちの魅力の創造とネットワークの形成を目指した「リバーサイドタウンかさまつ計画」に基づいた、まちづくり事業を展開していきます。
 21年11月25日に誕生したまちの駅は、現在45駅となり、今後も住民主体の取り組みを大切にし、住民協働の理念のもと、まちの駅事業を推進していきます。
50万円

お問い合わせ

企画課

電話:058-388-1113

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