令和6年度の町予算は、令和6年第1回笠松町議会定例会で可決されました。一般会計は、75億4,000万円(前年度当初比1.33パーセント増)、特別会計は、46億9,822万9千円(前年度当初比4.67パーセント増)、企業会計は、20億4,877万5千円(前年度当初比7.31パーセント減)で、総額142億8,700万4千円(前年度当初比1.04パーセント増)です。

 

会計別予算額一覧表
会計名 令和6年度予算 令和5年度予算 比較 対前年度比
一般会計 7,540,000,000円 7,440,700,000円 99,300,000円   1.33%
国民健康保険特別会計 2,106,065,000円 2,123,641,000円 -17,576,000円     -0.83%
後期高齢者医療特別会計   395,929,000円 360,101,000円 35,828,000円 9.95%
介護保険特別会計 2,196,235,000円 2,004,712,000円 191,523,000円 9.55%
水道事業会計 548,835,000円 662,931,000円 -114,096,000円    -17.21%
下水道事業会計 1,499,940,000円 1,547,380,000円 -47,440,000円 -3.07%

総額

14,287,004,000円 14,139,465,000円 147,539,000円     1.04%

 

内容

 令和6年度は、「教育や福祉の充実」「道路などインフラ整備の促進」「にぎわい創出」に取り組むとともに、役場組織のDXを推進し、住民サービスの向上や業務の効率化で歳出の削減に努める予算編成としました。
 安定的な行政サービスを提供し、「アフターコロナ」における新たな発想や取り組みによるまちづくりを推進するため、第6次総合計画に掲げる各種施策を着実に実行します。

一般会計  75億4,000万円

一般会計歳入歳出予算の構成

令和6年度予算歳入、歳出

令和6年度一般会計予算歳入一覧表
科目 予算額 構成比 説明
町税  2,770,478,000円 36.7% 町民税、固定資産税や軽自動車税など皆さんが納められる税金
国県支出金 1,585,427,000円 21.0% 特定の事業に対して国や県から支払われるお金
地方交付税   1,390,000,000円 18.4% 町の財政事情に応じて所得税、法人税、酒税など国の税金から交付されるお金
譲与税・交付金 702,672,000円 9.3% いったん国に徴収されたものが、配分されるお金
分担金及び負担金・使用料及び手数料 296,945,000円 4.0% 保育料、施設使用料、住民票発行手数料などのお金 
町債   205,200,000円 2.7% 事業をするときに国や銀行などから借りるお金
繰越金   162,000,000円 2.2% 前年度から繰り越したお金
その他  427,278,000円 5.7% 寄附金、広告掲載料などのお金
合計   7,540,000,000円 100%  

 

令和6年度一般会計予算歳出一覧表
科目 予算額 構成比 説明
民生費 2,828,428,000円 37.5% 乳幼児、高齢者、障がい者の福祉、保育に使うお金
衛生費 1,038,582,000円 13.8% 健康診断、予防接種やごみ、し尿処理などに使うお金
教育費 982,628,000円 13.0% 学校教育、社会教育などに使うお金
総務費  902,969,000円 12.0% 全般的な事務管理、公共施設巡回バスなどに使うお金
土木費 669,872,000円 8.9% 道路、河川、公園などの整備に使うお金
公債費  533,863,000円 7.1% 借入金の返済に使うお金
消防費  385,871,000円 5.1% 消防施設整備などに使うお金
その他 197,787,000円 2.6%  
合計  7,540,000,000円 100%  

 

主要な事務事業

    

「教育」と「福祉」が育む未来の誇り!

事業 事業の概要 予算額

三重県志摩市へ小学生を派遣

 令和4年度から自治体交流を深めている三重県志摩市に小学生を派遣し、近隣ではできないマリンアクティビティなどを体験します。
 海の広大さや様々な自然、生物に触れ合う貴重な体験学習の機会として、新たな学びや生きる力の成長を育みます。

131万円

北海道新ひだか町へ中学生を派遣

 令和5年度よりスタートした生徒たちに大好評だった北海道「新ひだか町」への中学生派遣事業。令和6年度は定員を増加し、体験学習やアイヌ民族文化の学習、現地生徒との交流など、住み慣れた地と全く異なった風土に接することで、生徒たちの社会見聞を広める活動を実施します。

354万円

教室照明のLED化で学習環境向上と環境負荷軽減

 各小学校、中学校の教室照明に、光の質や機能性に優れたLED照明を導入し、安定した明るい教室の維持とともに、消費電力削減によるCO2排出量などの環境負荷軽減やランニングコストを削減します。

834万円

子育て環境の更なる充実

 放課後児童クラブの平日利用対象学年の拡大要望を受けて、現在の小学3年生までを小学4年生までに引き上げ、子育て世帯の更なる負担軽減を図ります。
 また、放課後児童クラブの快適な環境づくりのため、空調機の更新などを実施します。

270万円

子育て支援の拡充で育児の不安を解消

 育児や授乳に関する悩みを相談できる専門施設数や利用回数を増やし、育児の不安解消を図ります。
 産後の心身ケア、育児サポートを実施する委託医療機関を増やし、利用者の利便性向上に繋げます。

338万円

帯状疱疹予防接種で後遺症を予防

 日本では80歳までの3人に1人が発症するといわれる帯状疱疹のワクチン接種費用を助成し、発症後の症状を軽減し、後遺症の予防を図ります。

500万円

  

「道路」と「環境」が支える未来の創造!

事業 事業の概要 予算額

便利で安全、快適な道路の整備

 羽島用水パイプライン上部利用整備を継続実施するとともに、点検により修繕が必要とされた橋梁の修繕を早期に実施し、長寿命化を図ります。

7,266万円

歩行者や車の交通安全を確保

 道路照明灯や道路標識といった道路付属物のボルトの腐食や基礎の状態などを点検し、歩行者や車への落下・転倒を防ぎ、通行の安全を確保するとともに、横断歩道周辺のカラー舗装化を推進して視認性を高め、事前の一旦停止の促進を図ります。

1,431万円
総合的な空き家対策

 平成28年に実施した町内全域の実態調査から数年が経過し、新たに「管理不全空き家」という区分が創設されたため、再度、町内全域の状況を把握するとともに、専門家団体と連携して空き家の困りごとの解消を図り、町内の土地活用の活性化を推進します。

945万円
ひととウマとネコが幸せに暮らせる町の実現

 町内で飼い主がいない猫が増加する中、令和5年度には「クラウドファンディング型ふるさと納税」にて全国より多くの寄附をお寄せ頂き、寄附金を活用して保護猫シェルターの設置と基金を創設しました。令和6年度は基金を活用して保護猫活動を支援します。

293万円

 

「賑わい」と「地域」が創る未来の煌めき!

事業 事業の概要 予算額

プロモーション情報の発信力を強化

 町のSNSの発信に加えて、WEB広告を活用した情報発信を導入し、届けたいターゲットに特化した情報発信が可能になるとともに、広告結果を詳細に分析し、次なる広報展開に繋げます。

360万円

公園空間で新たな賑わいを創出

 笠松みなと公園一帯の「都市・地域再生等利用区域」指定により、河川敷で常時営利活動が可能になり、新たな賑わい創出を展開します。
 休日には多くの家族連れが訪れる運動公園を会場として「かさマルシェ」や「リバーサイドカーニバル」に続く、新たな活性化イベントを開催し、賑わいのあるまちづくりを推進します。

900万円

円城寺厩舎跡地活用の検討

 円城寺厩舎の跡地利用について、令和5年度の調査研究を継続し、地域の実態調査や保全・阻害要素に関する調査及び課題整理など、基本構想の作成に向けた取組みを実施します。

661万円
プロスポーツチームとまちづくり

 県内プロスポーツチームの地域貢献をまちづくりに活かし、チームと連携した町のプロモーション活動を展開します。また、プロスポーツ選手やトップアスリートと身近にふれあうことにより、地域のスポーツ文化の醸成や子どもたちのキャリア教育に繋げます。

159万円

 

地方創生を加速させる戦略的な自治体DXへの取り組み

事業 事業の概要 予算額

コンビニで証明書交付を開始

 令和7年3月から全国のコンビニエンスストアのKIOSK端末で、マイナンバーカードを利用した各種行政証明書の発行を開始します。
 役場庁舎にもKIOSK端末を設置し、窓口の混雑解消を図ります。

2,724万円

スマートロックでスムーズな施設利用を実現

 体育館などの施設利用者が、暗証番号を施設のスマートキーボックスに入力することで、施設の開錠と施錠ができるようになります。これにより、交流センターでの鍵の借用、返却が不要になります。

388万円

ペーパーレス会議で紙の削減と住民参画機会を増加

 ペーパーレス会議システムの導入により、資源と手間を削減させるとともに、遠隔から会議に参加できる体制を構築します。これにより、子育て中のお母さんでもご自宅から会議への参加が可能になり、幅広い住民の皆さんの意見をお伺いする機会が増え、多様なまちづくりの実現につながります。

266万円

 

その他の事務事業

その他の事務事業

事業 事業の概要 予算額

地域広報推進事業

 町内会掲示板の新設及び全面改修に対して補助します。
 ・補助率 2/3 限度額 1基あたり3万円

18万円

敬老福祉事業

 長寿を祝福し、高齢者の福祉増進に寄与する敬老祝金の交付や敬老のつどいなどを開催します。

425万円

ごみの減量、資源化の推進、ごみ収集処分事業

 指定ごみ袋購入によるごみ処理の有料化や、公共施設での「資源ごみ」の回収により、ごみの減量と資源化を推進します。
 また、次期ごみ処理施設建設事業を関係市町と連携して推進するとともに、県外施設にごみ処理を委託して、滞りがないように努めます。

6億5,094万円

 

お問い合わせ

企画課

電話:058-388-1113

企画課へのお問い合わせフォームはこちら