公開日 2023年10月01日
笠松町指定文化財(史跡)
場所 県町
説明
江戸時代、郡代陣屋は全国に4つありました。そのひとつである笠松陣屋では、治水や裁判、年貢の徴収などの仕事をしていました。この陣屋は明治政府ができると廃止されましたが、慶応4年(1868年)に美濃国の一部が笠松県となったとき、陣屋跡に笠松県庁が置かれました、そして明治4年(1871年)岐阜県庁となりますが、明治6年(1873年)、県庁が岐阜市に移るまでは、ここでさまざまな仕事が行われ、岐阜県の中心地となっていました。陣屋の敷地であった場所は、岐阜県政発祥の地を記念して、「県町」と命名されました。
*代官・郡代
郡代とは十万石以上の幕府の直轄地の代官で、9代目から美濃郡代の名が用いられるようになりました。
*陣屋
江戸時代に、代官などが任地に所有していた陣屋や役宅のことを言います。