平成31年度の町予算は、平成31年3月に開催された第1回笠松町議会定例会で可決されました。一般会計は、67億700万円(前年度当初比4.52パーセント増)、特別・企業会計は、66億3,985万7千円(前年度当初比15.01パーセント増)で、総額133億4,685万7千円(前年度当初比9.49パーセント増)です。

会計別予算額一覧表
会計名 平成31年度予算 平成30年度予算 比較 対前年度比
一般会計 6,707,000,000円 6,417,000,000円 290,000,000円   4.52%
国民健康保険特別会計 2,338,766,000円 2,505,903,000円 -167,137,000円     -6.67%
後期高齢者医療特別会計 286,382,000円 274,246,000円   12,136,000円

   4.43%

介護保険特別会計 1,932,831,000円 1,865,716,000円

  67,115,000円

 3.60%
下水道事業特別会計   796,716,000円  ‐796,716,000円 皆減   
水道事業会計 659,561,000円 330,596,000円  328,965,000円    99.51%
下水道事業会計 1,422,317,000円   1,422,317,000円 皆増
      総額 13,346,857,000円  12,190,177,000円 1,156,680,000円     9.49%

※これまで特別会計であった下水道事業は、企業会計に移行しました。
 

内容

  政府は、引き続き「経済再生なくして財政健全化なし」を基本としている中、町税は緩やかに回復傾向にありますが、その他の歳入全般では早急な増収は期待できない状況にあります。また歳出面においては、医療、介護、障がい、子育て支援など扶助費が年々増加しており、公共施設の老朽化対策、計画的に進めている投資的事業などにも多額の経費を必要としているため、依然として厳しい財政運営が続いていくものと考えています。

 これらのことを踏まえ、最大限の危機感を持った上で、住民視点を大切にし、且つ限られた財源を効率的・効果的に施策を実施し、とりわけ、第5次総合計画及びまち・ひと・しごと創生総合戦略の将来像達成に向けて最優先すべき事業として「町民の生命と財産を守る強いまちづくり」「心身ともに健全で人間味豊かに成長できるまちづくり」「快適で機能的な生活環境を創出するまちづくり」の3つを重点項目に揚げた予算編成としました。

一般会計  67億700万円

一般会計歳入歳出予算の構成

平成31年度予算歳入、歳出.png

 

平成31年度一般会計予算歳入一覧表
科目 予算額 構成比 説明
町税  2,717,281,000円

40.5%

町民税、固定資産税や軽自動車税など皆さんが納められる税金
国県支出金 1,241,003,000円 18.5% 特定の事業に対して国や県から出るお金
地方交付税   1,099,000,000円

16.4%

町の財政事情に応じて所得税、法人税、酒税など国の税金から交付されるお金
譲与税・交付金 532,776,000円 7.9% いったん国に徴収されたものが、配分されるお金
町債   380,700,000円 5.7% 事業をするときに国や銀行などから借りるお金

分担金及び負担金・使用料及び手数料

253,215,000円  3.8% 保育料、施設使用料、住民票発行手数料などのお金 
繰越金   200,000,000円 3.0% 前年度から繰り越したお金
その他  283,025,000円 4.2% 寄附金、広告掲載料などのお金
合計   6,707,000,000円 100%  

 

平成31年度一般会計予算歳出一覧表
科目 予算額 構成比 説明
民生費 2,496,742,000円 37.2% 乳幼児、高齢者、障がい者の福祉、保育に使うお金
衛生費 932,371,000円 13.9% 健康診断、予防接種やごみ、し尿処理などに使うお金
総務費  778,170,000円 11.6% 全般的な事務管理、公共施設巡回バスなどに使うお金
土木費  761,706,000円 11.4% 道路、河川、公園などの整備に使うお金
教育費  633,438,000円 9.4% 学校教育、社会教育などに使うお金
公債費  534,239,000円 8.0% 借入金の返済に使うお金
消防費  381,117,000円 5.7% 消防施設整備などに使うお金
その他

189,217,000円

2.8%  
合計  6,707,000,000円 100%  



 

町民の生命と財産を守る強いまちづくり
  事業の概要 予算額

防災備品管理事業

 笠松町地域防災計画に基づき、避難所生活時に必要な備蓄品のアルファ米や飲料水などを更新し、新たに運動公園マンホールトイレ用テントや被災者用保温シートを配備します。

498万円

自主防災組織育成事業

 各自主防災会が資機材を整備する事業に対し、財政支援を行います。また、地域防災リーダーを育成するため防災士の資格取得に対し助成を行います。

69万円
防災緑化推進事業

 地震によるブロック塀倒壊の危険を未然に防止するため、ブロック塀撤去に対し、平成32年3月31日まで従前の補助率を見直し、助成を拡充します。
助成率:3/10     →1/2(通学路は2/3)
限度額:100,000円→150,000円(通学路は200,000円)
          ※平成32年3月31日まで

248万円

耐震診断・改修助成事業

 有事に備え、高齢者や障がい者など自力避難が困難である方を対象に耐震シェルターの助成を行います。また、引き続き木造住宅の耐震診断・改修工事の助成を行います。

270万円
地籍調査事業

 大規模な災害発生時に迅速な復旧ができるよう、土地の境界を明確にする地籍調査事業を、これまでの地区に加え、新たな地区に着手し、実施します。

357万円
洪水ハザードマップ作成事業

 新境川の浸水想定区域図の公表(予定)に伴い、洪水ハザードマップを最新データに更新し、災害時の安全な避難に役立つよう整備します。

495万円

排水路改良事業

 ゲリラ豪雨などの水害対策として、平成24年度より進めている笠松町流域関連公共下水道雨水計画を継続させ、雨水貯留施設の整備を進めます。

2億1,772万円


 

心身ともに健全で人間味豊かに成長できるまちづくり
  事業の概要 予算額
子育て世代包括支援事業

 妊娠期から子育て期までの切れ目のない支援を行う「子育て世代包括支援センター」を福祉健康センターに設置し、妊娠・出産・子育てに関する相談支援を充実させます。

279万円
乳幼児・児童・生徒医療費助成事業

 中学校3年生までの医療費助成など、子育て世代がいつでも安心して医療が受けられるよう福祉の増進を図ります。

9,661万円
青少年海外派遣事業
(グアム)

 笠松中学校と姉妹校提携したイナラハンミドルスクールとの異文化交流や自然体験により、国際性豊かで広い視野をもった人材の育成を図ります。
 ※これまでは隔年実施でしたが、毎年実施します。

313万円

特色ある教育活動推進事業

 外国語教師助手事業を保育所から小中学校まで実施し、幼児からの英語教育の充実を図ります。また、プリント学習教材を活用した基礎学習の定着を図ります。

1,300万円
小中学校情報教育ネットワーク事業

 現代の情報社会に適応した児童生徒を育てる教育環境の整備を推進するため、引き続き、ICT支援を実施するとともに、各小中学校のパソコン教室にタブレット機器を新たに設置します。

2,758万円
道徳教育推進事業  心温かく活力のあるまちを目指したさまざまな取組みにより、地域全体に「道徳のまち笠松」が浸透するよう道徳心を大切にしたまちづくりを進めます。 376万円
歴史未来館展示活動推進事業

 笠松町内や町の行事(春まつり、川まつり、リバーサイドカーニバルなど)をドローンで空撮し、新しい視点で、笠松町の魅力を発信します。

163万円

 

快適で機能的な生活環境を創出するまちづくり
  事業の概要 予算額
地方創生推進事業

 みなと公園から河川環境楽園までのサイクリングロードを利用するレンタサイクルを継続して実施し、交流人口の拡大と活気あるまちづくりを推進します。

222万円
創業支援事業

 女性向け創業者相談会と創業塾のセミナーを開催するほか、空き店舗を活用する創業者に対して家賃助成を行うなど、働く場を創出し、町の発展に繋がる地域づくりを進めます。

139万円

まちづくり事業

 官学連携し、岐阜工業高校が行う名鉄笠松駅イルミネーションの設置事業に対し補助を行うとともに、地域の問題解決を大学生と住民が共に考えるワークショップを開催し、より住みやすいまちづくりを推進します。

129万円

観光施設管理事業

 町の花に指定している桜木の害虫駆除及び防虫対策を実施し、貴重な町の観光資源を守っていきます。

540万円

ごみ収集処分事業

 岐阜羽島衛生施設組合の焼却機能が停止したため、県外施設にごみ処理を委託して、滞りがないように今後も努めてまいります。引き続き次期ごみ処理施設建設事業を関係市町と連携して推進します。

5億7,734万円

公共施設巡回町民バス運行事業

 日常生活に欠かせない公共交通の確保のため公共施設巡回町民バスを運行し、住民福祉の向上と地域の活性化に向けた地域づくりを図ります。

2,145万円


 

その他主要事業
  事業の概要 予算額

国際交流促進助成事業

 国際性豊かで広い視野をもった人材の育成をするため、自身の英語能力と的確な目標を把握できる英語検定の費用を補助します。
対象:小・中学生 
   4級~1級の検定料:補助率 1/2  

29万円

かさまつ応援事業

 パートナー事業者と連携して取り組むふるさと納税お礼の品「ふるさとかさまつ宅配便」を更に充実し、全国に向けた魅力発信を図ります。

1,017万円

地域広報推進事業

 町内会掲示板に対して補助します。
  新設及び全面改修:補助率 2/3 限度額30,000円 

21万円

敬老福祉事業

 長寿を祝福し、高齢者の福祉増進に寄与する敬老祝金の交付や敬老のつどいなどを開催します。

410万円
放課後児童クラブ運営事業

 保護者が就労などにより学校から帰っても家庭にいない児童に対し、家庭に代わる生活の場として、放課後児童クラブを開設します。
 【平 日】放課後~午後7時   (小学校3年生まで) 
 【土曜日・夏秋冬春休み】午前7時30分~午後7時
                 (6年生まで)

4,023万円

里地生態系保全支援事業

 県の「清流の国ぎふ森林・環境税」を活用して、水田や用排水路におけるスクミリンゴガイ(通称:ジャンボタニシ)の駆除を行い、農地などの生態系保全に努めます。

202万円

消費者行政推進事業

 特殊詐欺や悪徳商法などの消費者被害対策として、引き続き専門相談員による相談窓口を設け、安全安心に暮らせるまちづくりに努めます。

22万円

人間ドック受診者助成金
(国民健康保険特別会計)

 国民健康保険加入者(40歳以上)に対し、人間ドックの受診費用の助成を実施します。

105万円

地域支援事業
(介護保険特別会計)

 介護予防リーダーの養成や活動支援、介護予防の普及啓発など介護予防活動の促進に努めます。
 認知症などの高齢者の安全確保とその家族への支援のため、見守りシールを配布します。

8,447万円

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