下水道事業受益者負担金

 下水道が整備されると便所などの排水を水洗化することによって、その区域の生活環境は衛生的で快適なものとなり、私たちの生活に大きな利益をもたらします。
 下水道は公園や道路などのように誰もが利用できる施設とは異なり、整備することによって利益を受ける人が特定されます。そのため下水道の建設費を町税だけで賄うことは、下水道の恩恵を受けない人たちにまで負担をかけることとなり、負担の不公平が生じます。そこで都市計画法や地方自治法に基づき、下水道の恩恵を受ける人に建設費の一部を負担していただくというのが、受益者負担金制度です。
 そこで平成3年9月18日の定例町議会に下水道条例(案)、受益者負担に関する条例(案)を提出しましたが、町全域での計画である下水道は公立性の高い社会資本であり、快適で健やかな生活を保証するとしつつ、これに受益者負担を賦課することは疑問であるとの見解から受益者負担に関する条例(案)については、建設経済常任委員会に付託され、次の定例会までの継続審議とされました。以後、同委員会で協議を重ねられましたが同年12月の定例会での同委員会からの報告がなく、審議未了で同条例案は廃案となりました。同条例を廃案とした議会の意を受け、笠松町では下水道加入に伴う受益者負担金を徴収せず、事業を推進することとなりました。

お問い合わせ

水道課

電話:058-388-1118

ファクシミリ:058-387-8250

水道課へのお問い合わせフォームはこちら