笠松町指定文化財(工芸品)
場所 奈良町 瑞應寺
木造千手観音立像の写真 

説明

 頭の上に十一面の像をいただき、多くの脇手をもつ千手観音立像です。現在、両方の脇手は失われています。
 顔の表情はおだやかであり、身につけている衣の彫り方はとてもすばらしいものです。台座の裏には墨書きがあり、それによると寛文3年(1663年)京都の仏師の中沢九兵尉正勝によって造られたことが分かります。
 この像も1本の木から彫って造られた一木造りで、古い時代の色ににせて仕上げています。
 高さ20.0センチです。

*仏師
 仏像を造る人で、奈良時代からはじまり鎌倉時代には仏所(仏師の集団)もできました。

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