笠松町指定文化財(工芸品)
場所 奈良町 瑞應寺
木造十一面観音立像の写真 

説明

 かつて岐南町の正傳寺にまつられていましたが、寺がなくなったため瑞應寺に移されたものです。頭の上に十一面の像をいただき、左手にハスの瓶を持って立つ十一面観音立像です。
 頬は丸みがあり、表情がおだやかで、衣の彫りが浅く、表現はかたいところがみられることから、古い像を手本にして造った室町時代末期の作と考えられています。また、織田信長ゆかりの「敵一倍観世音菩薩像」という言い伝えがあり、興味深いものです。高さは40.5センチです。

*十一面観音
 正しくは十一面観世音菩薩と言います。頭に十一の顔を持ちます。菩薩の怒った顔、笑った顔を表します。

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