笠松町(かさまつちょう)指定(してい)文化財(ぶんかざい)（工芸(こうげい)品(ひん)）
場所(ばしょ)　八幡町(はちまんちょう)　八幡神社(はちまんじんじゃ)（笠松町(かさまつちょう)歴史(れきし)未(み)来館(らいかん)保管(ほかん)）
　

説明(せつめい)

　この鐘(かね)は、高(たか)さ51センチ、口径(こうけい)34センチ、重(おも)さ13.5キログラムあり、鋳(い)きあがりや音色(ねいろ)ともに非常(ひじょう)によく、保存(ほぞん)状態(じょうたい)もよいものです。また、鐘(かね)の平面(へいめん)には薬師如来(やくしにょらい)の守り神(まもりがみ)十(じゅう)二神(にかみ)将(すすむ)のうち迷企羅(ら)大将(たいしょう)と波(なみ)夷(えびす)羅(ら)大将(たいしょう)との二(に)体(たい)が彫刻(ちょうこく)されており、その彫刻(ちょうこく)の形状(けいじょう)から見て(みて)原形(げんけい)は奈良(なら)、興福寺(こうふくじ)の木(き)彫像(ちょうぞう)のものとされています。
　第(だい)3代(だい)加納(かのう)城主(じょうしゅ)奥平(おくだいら)忠(ただし)隆(たかし)が寛永(かんえい)7年(ねん)（1630年(ねん)）羽栗(はぐり)郡(ぐん)笠(かさ)町の(ちょうの)八幡神社(はちまんじんじゃ)を祝っ(いわっ)て奉納(ほうのう)したことが記さ(しるさ)れています。

＊時鐘(じしょう)
　時刻(じこく)を知らせる(しらせる)鐘(かね)で人々(ひとびと)の暮らし(くらし)に大変(たいへん)役立っ(やくだっ)ていました。